古川祐樹

古川祐樹のプロフィール

古川祐樹（ふるかわ ゆうき）は1985年4月5日生まれ、埼玉県草加市の出身で元プロ野球選手（投手）。プロ選手としてのキャリアを経て、現在は読売ジャイアンツの球団職員として働いています。

プロ入り前

古川は小学校1年生の時に、5歳年上の兄に誘われて草加市スポーツ少年団の瀬崎ベアーズで野球を始めました。中学時代は学校の軟式野球部に所属しながら、友人たちとのプレーを重視して活動していました。高校は春日部共栄高等学校に進学し、2年生の秋には背番号1をつけてエースとしてチームを引っ張りましたが、左肘の怪我の影響で秋季大会には出場できませんでした。甲子園出場は果たせなかったものの、当時は浦和学院高等学校の須永英輝とのライバル関係として知られていました。

大学は明治大学に進み、左投のエースとして活躍。明大カルテットとも称された仲間たちと共にリーグ戦で素晴らしい成績を収め、大学4年生の春には防御率1.14を記録する実力を示しました。2007年のプロ野球ドラフトでは、読売ジャイアンツから3位指名を受け、契約金7000万円、年俸1200万円という契約で入団が決まりました。

プロ入り後

2008年、春季キャンプでは評価が高く、原辰徳監督からも「実戦的な投手」として注目を集めましたが、一軍デビューには至りませんでした。イースタン・リーグでは17試合に登板し、3勝2敗、防御率2.62という結果を残しました。2009年4月26日にはついに一軍に昇格し、初登板を実現。この試合では中日ドラゴンズを相手に1回を投げて1失点という成績を残しました。その後、一軍では計6試合に登板し、防御率4.50を記録しました。

しかし、その後のシーズンでの出場は限られ、2010年と2011年は一軍での登板がなく、二軍での戦いに終始しました。2012年には育成選手に転向し、グラウンドでの活躍を続けましたが、シーズン終了後に契約を結ばれないことが発表されました。

引退後

引退後は2013年から巨人の打撃投手に就任し、その後はデータ分析室へ異動。データの取り扱いを担当し、2024年からは育成強化部DAチームに携わることが決まっています。

プレースタイル

大学時代の古川は、最速144キロを記録するストレートを武器に、切れのあるスライダーやシュートも駆使する投手として知られていました。彼はプロ入りした選手の中でも身長が低く、これまでの巨人のドラフト指名選手の中で最も背が低い投手とされています。この頃から肩の痛みに悩み、2008年と2009年は長期的な離脱を余儀なくされていました。その後、2010年から投球フォームをサイドスローに変更しました。

人物

古川は理数系の科目が得意で、明治大学の理工学部機械工学科を卒業しています。大学時代、キャンパスの立地が不便だったため、毎日20キロの自転車通学をしていた努力家です。さらに幼少期には、自宅の壁に投球練習をして穴を開けてしまったエピソードもあります。このため、契約金で実家をリフォームしたいと話していました。また、彼は東京ヤクルトスワローズの石川雅規選手を憧れの存在とし、好きな投手には巨人OBの斎藤雅樹を挙げています。

家族構成は妻とふたりの子どもです。

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