古谷あつみ

古谷あつみ：元駅員から鉄道界のマルチタレントへ

古谷あつみさん（1986年10月10日生まれ）は、大阪府泉佐野市出身のタレントであり、松竹芸能に所属しています。25歳で芸能界入りする前は、JR西日本駅員やジェイアール東海パッセンジャーズの車内販売員として勤務していました。この異色の経歴を活かし、現在は鉄道に関連する様々な分野で活躍する、人気鉄道タレントです。

経歴と活動

鉄道への情熱は幼少期にまで遡ります。幼馴染が男の子ばかりだったことからプラレール遊びに親しみ、小学校の社会科見学で地元の日根野電車区を訪れたことが、鉄道好きの原体験となりました。2014年9月時点でJRの路線の6割に乗車経験があり、全線乗車と全駅下車という夢を語っています。その情熱は並々ならぬもので、秘境駅と言われる坪尻駅で駅寝をした経験もあるほどです。

タレント活動では、テレビ、ラジオ番組への出演が多数あります。西日本放送の「こちらハッピー探偵社」のリポーターや、NHK WORLD TVの「Japan Railway Journal」など、数多くの番組に出演しています。また、AbemaTVやBS朝日などの番組にも出演し、その幅広い活動は注目を集めています。

テレビ出演以外では、ラジオ番組へのゲスト出演も多数。FMちゃお、エフエム浦安、FMサルース、ラジオ大阪、ABCラジオなど、様々なラジオ局でその声を聴くことができます。さらに、DVD作品「女子鉄シリーズ 古谷あつみ RUN鉄」「女子鉄シリーズ 古谷あつみ YOU鉄 伊豆急」にも出演。モデルとしても活動し、鉄道ジャーナルやJR普通列車年鑑などにも登場しています。

多様な活動の傍ら、教育活動にも携わっています。公立高等学校や観光系専門学校で鉄道学科の非常勤講師として後進の育成にも力を注いでいます。

執筆活動も精力的に行い、東洋経済オンラインや鉄道模型誌「Ｎ」、ぐるたびなどでライターとして活躍しています。また、『旅と鉄道』誌では自身の鉄道旅に関する記事を執筆。他にも、書籍『小型全国時刻表』では巻頭リレーエッセイを執筆するなど、文章力も高く評価されています。

イベントMCも数多く務め、鉄道イベントを中心に活躍しています。「鉄道トーク居酒屋　きみどりの窓口」の司会や、鉄道フェスティバル、鉄道模型コンテストでのトークショーなど、鉄道ファンとの交流も積極的に行っています。

人物像

趣味は鉄道旅行、香水収集、駅スタンプ集めと多岐に渡ります。好きな車両は113系近郊型電車と500系新幹線と、幅広い知識と興味を持つことがうかがえます。2015年には大阪府から東京都内に転居し、ペットとして雄のウサギ「まるこ」を飼っています。

ビジネス能力検定2級、温泉ソムリエの資格を持つなど、多様なスキルも保有。これらの資格は、彼女の多様な活動に役立っていることは間違いありません。

2018年4月26日には、出身地の泉佐野市PR大使に就任。地元への貢献にも意欲的に取り組んでいます。

まとめ

古谷あつみさんは、元駅員という異色の経歴と、鉄道への並々ならぬ情熱を活かし、多方面で活躍する稀有な存在です。鉄道タレントとしての活動にとどまらず、講師、ライター、モデル、MCなど幅広い分野で活躍し、その魅力と才能で多くの人々を魅了し続けています。今後の更なる活躍にも期待が高まります。

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