台湾大学病院駅

台湾大学病院駅の概要

台湾大学病院駅（たいわんだいがくびょういんえき）は、台北市中正区に位置する台北捷運淡水信義線の駅で、駅番号はR09です。この駅は、周辺環境や交通利便性の面で多くの利用者に支持されています。駅名の由来は、駅の東側にある国立台湾大学医学部附属病院に由来しており、医療機関へのアクセスが非常に良好な点が特徴です。

位置と構造

台湾大学病院駅は公園路の下にあり、襄陽路と常徳街の間に位置しています。駅は地下構造で、島式ホームを持ち、1面2線の配置です。ホームの中央部は吹き抜けとなっており、広々とした印象を与えます。また、駅内にはトイレが改札の外に設けられています。

より安全性を考慮し、中正紀念堂駅や古亭駅と同様に、地面と地下駅空間の間には防爆板が設置されており、緊急時にも耐えうる設計になっています。

駅の歴史

当駅が開業したのは1998年12月24日で、台北捷運淡水線台北駅と中正紀念堂間の運行が開始された際に、他の路線と共に営業をスタートしました。その後、2001年9月17日には台風の影響で運行が一時停止し、約2週間後に再開しました。2015年12月22日には、可動式ホーム柵の供用も開始され、安全性が増しました。

駅出入口

台湾大学病院駅には、4つの出口が設けられています。出口1と2は南側、出口3と4は北側に位置し、それぞれ異なる目的地へのアクセスが可能です。

• - 出口1：二二八和平公園（公園路西側、常徳街口）
• - 出口2：国立台湾大学医学部附属病院（常徳街、公園路口）
• - 出口3：中央健保局台北分局（公園路東側、襄陽路口）
• - 出口4：襄陽路（公園路西側、襄陽路口）

その中でも、出口2と3には身障者用エレベーターが設置されており、どの利用者でもアクセスしやすい工夫がされています。

周辺環境

台湾大学病院駅の周辺には便利なバス停があり、「捷運台大医院站」からは色々な路線のバスが接続しています。また、二二八和平公園や台大医院と隣接しており、台北駅の利用者がこの駅に流れ込むことで混雑を緩和する役割も果たしています。

駅周辺には、数多くの官公庁や学校が集まっており、特に以下の機関が近くにあります：

• - 総統府
• - 外交部
• - 台北賓館
• - 教育部

また、国立台湾大学医学部や台北市立第一女子高級中学、その他にも国立台湾大学医学部附属病院、国家図書館など、学術や医療機関が周辺に点在しています。

パブリックアートと利用状況

駅内には「手之組曲」という彫刻作品があり、4つの彫刻が設置されています。これらのアートは、地域に彩りを添え、利用客に視覚的な楽しみを提供しています。

統計によると、2018年3月時点での平均利用客数は46,087人であり、台北捷運の中では35位に位置しています。利用者が多いことからも、この駅の重要性が伺えます。

まとめ

台湾大学病院駅は交通の便が良く、医療機関や公園へのアクセスが容易であるため、台北市内の重要な交通拠点となっています。安全性も高く、快適な利用環境が整備されている点でも、多くの人々に支持されています。

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