合興駅

合興駅 (ごうきょうえき)

台湾新竹県横山郷に位置する台湾鉄路管理局内湾線の駅、合興駅。竹東駅が管理する無人駅（招呼站）であり、内湾線で唯一現存する木造駅舎を有しています。この駅舎は、ボランティアの方々によって手入れが行き届いており、その美しい姿を保っています。

概要

合興駅は、かつて台湾水泥公司の石灰石積み出し駅として、内湾線の中で最大の貨物輸送量を誇っていました。しかし、時が経ち、その役割は変化しました。現在では、当駅をきっかけに結ばれたカップルが話題となり、「愛情駅（愛情火車站）」という愛称で親しまれるようになりました。この愛称は、縁起の良い駅名で知られる北海道の幸福駅（現在は廃駅）との姉妹駅協定を結ぶきっかけにもなりました。

歴史

合興駅の歴史は1950年12月27日に遡ります。当初は「十分寮」という仮の駅名でしたが、平渓線に同名の駅があったため、現在の駅名に変更されました。

2000年3月24日には簡易駅に降格し、その後10月1日には九讚頭駅が管理する招呼站に再降格しました。2001年9月1日には九讃頭駅が簡易駅となったため、再び竹東駅が管理駅となりました。そして2016年10月22日、日本の幸福駅との間で姉妹駅協定が締結されました。

駅構造

合興駅は、単式ホーム1面1線の地上駅です。かつてはスイッチバック式の駅でしたが、その関連設備は現在では使用されず、公園として整備されています。

利用状況

年別の利用状況については、データが提供されていません。

駅周辺

駅の周辺には以下の施設や自然があります。

油羅渓
横山国中
ギャラリー

合興駅は、その歴史と愛称、そして美しい木造駅舎によって多くの人々に愛されています。鉄道ファンだけでなく、一般の観光客にとっても、訪れる価値のある場所と言えるでしょう。

隣の駅

台湾鉄路管理局
内湾線
九讃頭駅 - 合興駅 - 富貴駅

外部リンク

時刻表と駅>駅と周辺情報>合興 （日本語）（繁体字中国語）（英語）
（旧サイト）臺北運務段 合興站 - ウェイバックマシン （繁体字中国語）

もう一度検索