名古屋高速11号小牧線

名古屋高速11号小牧線について

名古屋高速11号小牧線は、愛知県名古屋市北区の楠ジャンクション（JCT）から始まり、小牧市の小牧インターチェンジ（IC）および小牧北出入口へと続く高速道路です。この路線は名古屋高速道路の一部です。

概要

名古屋高速11号小牧線は、国道41号の小牧方面と名古屋市北部を結ぶ南北の交通路として重要な役割を果たしています。この路線の起源は、1987年に建設省が策定した第10次道路整備5か年計画に由来し、名古屋市と岐阜県美濃加茂市を結ぶ「名濃道路」として構想されました。本来は名古屋高速道路公社設立以来の計画ではなかったものの、後に名古屋高速の一部として加えられました。

現在の運営区間は楠JCTから小牧IC、小牧北出入口までで、以降の区間は地域高規格道路の候補路線として指定されているものの、具体的な計画はまだ策定されていません。

路線の特徴

路線は主に直線で構成されており、車両の最高速度は80 km/hに設定されています。全線が高架構造として設計されており、沿線の主要な交通拠点としては小牧トラックターミナルや名古屋市中央卸売市場北部市場、名古屋空港が含まれています。国道41号の混雑は、この沿線の都市化や物流の影響により慢性化しており、特に名古屋空港へのアクセス改善が求められたため、11号小牧線の出入口配置は空港利用に対応する形で設計されています。

最北端の小牧北入口は、東名高速道路を跨いで国道155号と交差する村中交差点付近に延びており、このように空港アクセスを考慮した設計がなされています。

路線データ

• - 起点: 愛知県名古屋市北区大我麻町
• - 終点: 愛知県小牧市村中
• - 距離: 8.2 km
• - 車線数: 4車線
• - 分岐点: 2箇所
• - 出入口数: 10箇所（入口5箇所、出口5箇所）
• - 速度規制: 最高速度80 km/h

出入口情報

出入口には、小牧ICや小牧南出入口、小牧北入口などがあり、それぞれ他の道路と相互接続される機能を持っています。特に、名古屋空港へのアクセスを考慮した設定がされている点が特徴です。

交通の歴史

この路線は国道41号のバイパスとしての役割が意識され、運営者が決まったのちに名古屋高速道路公社が設計に着手しました。建設が進む中で、名古屋空港へのアクセス改善が求められ、このニーズに応えるような道路計画が進められました。

2001年に楠JCTから小牧南出入口までが開通し、その後、2002年に小牧北入口が完成し、11号小牧線が全線開通しました。開通後は、名古屋高速の一部でありながらも尾北線として位置付けられ、名古屋市内との相互交通を重視した料金体系の見直しなどが行われました。

交通量と渋滞

小牧北出口では開通直後から渋滞が発生することが多く、国道41号の混雑が影響しているとされています。これにより、事故が頻発しているため、渋滞表示板の設置などの対策が講じられています。

交通関連の情報

名古屋高速11号小牧線は、名古屋市から小牧市へかけての交通の要所を結ぶ重要な地帯を形成しており、今後の発展が期待されています。特に、小牧ICからのアクセスが重要視されており、周辺の交通事情を改善する取り組みが求められています。

名古屋高速11号小牧線は、多くの物流及び交通利用者にとって日々の生活やビジネス活動に不可欠な存在となっています。

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