名和駅 (愛知県)

名和駅（なわえき）

名和駅は、愛知県東海市名和町四番割に位置する名鉄常滑線の駅で、その駅番号はTA06です。この駅は1912年に愛知電気鉄道の名和村駅として開業し、年月を経て何度か名称や運営形態が変わってきました。

歴史

名和駅は1912年2月18日に愛知電気鉄道の駅として開業しました。1935年には名岐鉄道と合併し、名古屋鉄道として再始動しました。その後、1947年に名和駅に改称。1960年代には貨物営業が廃止され、1970年代には高架化工事が進みました。特に、1978年と1979年に下り線および上り線が高架化され、新しい駅舎が完成されました。

1994年には駅舎の改築が行われ、バリアフリー化のためにエレベーターも設置されました。2004年には無人駅となり、後にICカード「manaca」が導入され、利用者の利便性が向上しました。2018年にはホームの嵩上げ工事も完了し、駅の機能はさらに充実しました。

駅構造

名和駅は相対式の2面2線高架駅で、駅員は常駐していない状況です。駅集中管理システムが導入されており、トランパスにも対応しています。自動券売機や改札機、エレベーターなども完備されており、交通の利便性が確保されています。しかし、停車するのは基本的に普通列車だけで、特急列車の特別停車はありません。過去には特急列車の臨時停車もあったものの、近年では優等列車の停車がなくなっています。

利用状況

2024年度の場合、名和駅の1日平均乗降人員は約5,340人に達する見込みです。これは名鉄常滑線及び空港線（全25駅）の中で11位に位置しています。さらに、過去のデータにおいても名和駅は安定した利用者数を持っています。2013年度には5,287人、1992年度には5,572人の利用者がありましたが、近年はやや減少傾向にあるようです。

駅周辺

名和駅の周囲には国道247号（西知多産業道路）やクラウン自動車学校（2020年6月閉校）、名和プラザホテルなどがあります。また、東海市の循環バス（らんらんバス）が運行されており、地域内の移動に便利です。一部の過去の路線では名鉄バスが接続していたこともありましたが、現在は運行が終了しています。

隣の駅

名古屋鉄道常滑線では、名和駅の隣は柴田駅（TA05）、その次は聚楽園駅（TA07）です。各路線のデータを元に、今後より多くの交通機関が利用者に恩恵をもたらすことが期待されます。

名和駅は地域密着型の駅として、今後も多くの利用者に親しまれることでしょう。

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