名東町

名東町（みょうどうちょう）について

名東町は、徳島県徳島市の中心に位置する町名で、加茂名地区に属しています。この地域は、名東町一丁目から名東町三丁目までの区域が設置され、郵便番号は〒770-0047です。2009年12月には9,597人の住民が暮らし、3,914世帯が存在しました。町は農村的な雰囲気を持ちながらも、宅地化が進行しており、住環境が整っています。

地理的特徴

名東町は鮎喰川の右岸に位置し、市街地からも近いながら、田畑が広がる風景が残っています。鮎喰川が北流しており、川に沿った堤防の上には徳島県道21号神山鮎喰線が通っています。南端の僧都周辺では道が分岐しており、東側には鮎喰川の旧堤が存在します。

近年、名東町においては、市営名東団地の造成に伴って、宅地化が急速に進んでいます。町の中心部を南北に走る道路、徳島県道203号鮎喰新浜線は、眉山山系を経由して八万町まで続いています。また、名東町の谷の谷口には溜池があり、その南には地蔵院という寺があり、安産祈願の御利益を求める人々が訪れます。この地蔵院境内には、古墳時代後期に造られた穴不動古墳があり、周辺の古墳群と共に名東古墳群と呼ばれています。

山岳と河川

名東町周辺には眉山が聳え立ち、自然の美しさを楽しむことができます。また、鮎喰川は地域の生活に重要な役割を果たしており、流域にはさまざまな生態系が広がっています。

歴史

名東町は元々東名東・西名東として知られ、1937年（昭和12年）に現在の名称に変更されました。その後、1943年（昭和18年）には名東町一丁目から三丁目が設置され、現在の町の形が整いました。

主要施設

名東町には、地蔵院と豊崎八幡神社などがあり、地域の人々にとって大切な信仰の場となっています。地蔵院は新四国曼荼羅霊場の75番、阿波六地蔵霊場の2番としても知られています。また、NHK徳島名東中継局もこの町に位置しています。

交通アクセス

名東町へのアクセスは便利で、JR徳島駅前から徳島バスを使い、地蔵院または名東（僧都）行きのバスを利用できます。また、町内の主要道路としては、徳島県道21号神山鮎喰線や徳島県道203号鮎喰新浜線が利用されています。

名東町はその歴史的背景、豊かな自然、便利な交通網が魅力的な地域です。今後のさらなる発展が期待されています。

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