吠える犬と君

Sound Scheduleが音楽シーンに本格的に登場する第一歩となったのが、2001年9月19日にDANGUY RECORDSから発表されたシングル『吠える犬と君』です。この作品は、彼らにとってメジャーレーベルからの初めてのリリースであり、その後の活動の礎を築く重要な一枚となりました。

作品概要

Sound Scheduleの記念すべきメジャーデビューシングルとして位置づけられる『吠える犬と君』は、同名のタイトル曲を核に、彼らの多様な音楽性を示すカップリング曲を含む構成となっています。特に表題曲は、テレビ番組とのタイアップにより、多くのリスナーに彼らのサウンドが届けられる機会を得ました。

収録曲

このシングルには、以下の3曲が収録されています。いずれも作詞・作曲は大石昌良、編曲はSound Schedule自身が手がけています。

吠える犬と君 [4:39]
このシングルのタイトルを飾る楽曲です。軽快ながらもメッセージ性の強いサウンドが特徴で、日本テレビ系列で放送されていた『アッコとマチャミの新型テレビ』の2001年9月度エンディングテーマとして使用されました。このタイアップは、彼らの認知度向上に大きく貢献しました。

月が落ちる前に… [4:27]
表題曲とは異なる、神秘的な雰囲気を持ち合わせた楽曲です。彼ららしいメロディセンスが光る一曲となっています。

シチューが飲みたくなる唄 [5:10]
ユーモアと温かさを含んだ独特の世界観を持つ楽曲です。ライブでも演奏される機会の多い人気曲の一つです。

アルバム収録状況

これらの楽曲は、その後のSound Scheduleのアルバムにも多数収録されています。

イマココニアルモノ (2002年発売):
- 「吠える犬と君」 (#1)
- 「月が落ちる前に…」 (#2)

THE COMPLETE SS (2011年発売):
- 「吠える犬と君」 (#1)
- 「シチューが飲みたくなる唄」 (#3)

Sound Schedule ALL TIME BEST (2013年発売):
- 「吠える犬と君」 (#1)
- 「シチューが飲みたくなる唄」 (#3)

まとめ

『吠える犬と君』は、Sound Scheduleがメジャーシーンへと足を踏み入れた記念碑的な作品です。タイアップを獲得した表題曲に加え、個性豊かなカップリング曲を含むこのシングルは、当時の彼らの音楽性と可能性を示す一枚であり、現在においても彼らの活動を語る上で欠かせない重要なリリースとなっています。彼らの初期のサウンドを知る上で、非常に価値のある作品と言えるでしょう。

もう一度検索