呉ポートピア駅

呉ポートピア駅の詳細

呉ポートピア駅（くれぽーとぴあえき）は、広島県呉市に位置する西日本旅客鉄道（JR西日本）の呉線の駅で、駅番号はJR-Y09です。この駅は、1992年3月20日に新たに設けられ、呉ポートピアランドの開園に合わせて設置されました。開園前日の3月19日に開所されたこの駅は、総工費2億4千万円が、呉ポートピアランドによって全額賄われました。

駅の歴史

駅の開設以降、最初の数年は、臨時快速「呉ポートピアランド号」が山陽本線の徳山駅や福山駅とを結ぶ運行を行っていました。しかし、1998年には呉ポートピアランドが入場者の減少を背景に閉園することが決定され、関連して呉ポートピア駅の廃止が議論されました。しかし、駅周辺の住民による利用が多かったため、駅はそのまま存続し、閉園後も支えられています。その後、2000年に呉ポートピアランドの跡地には市民が利用できる「呉ポートピアパーク」が開園し、新たな地域の憩いの場として生まれ変わりました。

近年の変遷

駅は様々な変遷を経てきました。

• - 1992年11月1日からは、「みどりの窓口」の営業が始まりましたが、1999年6月にそのサービスが終了しました。
• - 2004年には、窓口の営業が平日のみに制限され、営業時間中に閉鎖時間が設けられるようになりました。
• - 2007年にはICOCA対応の簡易型自動改札機が設置され、ICカード「ICOCA」の利用も可能になりました。
• - 2018年の豪雨の際には営業が休止され、復旧後は2021年4月に無人駅化が決定しました。

駅の構造

呉ポートピア駅は、単式ホーム1面1線を持つ地上駅であり、橋上駅舎を備えています。特に、呉方面行きと広島方面行きの列車が同じホームに到着する棒線駅です。また、簡易式の自動改札機が設置されており、ICOCAなどのICカードが利用可能です。

利用状況

呉市統計書によると、呉ポートピア駅の1日平均乗車人員は変動がありますが、一定の利用者があり地域の交通手段として根付いている印象があります。駅周辺には多くの施設や交通網が整備されており、住民や訪問者にとって重要な拠点となっています。

駅周辺の施設

駅の近くには、以下のような施設があります：

• - 呉ポートピアパーク（市民公園）：訪問者がリラックスできるスペース。
• - 国道31号：交通アクセスが良好な道路。
• - 広電バス「呉ポートピア」停留所：公共交通機関の利用にも便利な場所。
• - 天応桟橋：海へのアクセスがあり、美しい景観を楽しむことができるスポット。
• - 広島呉道路 天応西IC：高速道路への接続も良好。
• - 呉市役所天応支所：地域の行政サービスを提供する場所。

このように、呉ポートピア駅は、地域の交通・文化・生活の中心として、今後も重要な役割を果たしていくでしょう。

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