呉工業高等専門学校

呉工業高等専門学校について

呉工業高等専門学校（くれこうぎょうこうとうせんもんがっこう）は、広島県呉市に位置する国立の高等専門学校です。この学校は1964年に設置され、略称は呉高専です。全国には51校の高等専門学校が存在していますが、呉高専はその中でも特に機械工学や電気情報工学、建築学といった専門技術の育成に注力しています。

学科と専攻

呉工業高等専門学校では、以下の学科に準学士課程を設けています:

• - 機械工学科 (M)
• - 電気情報工学科 (E)

- エネルギ制御コース
- 情報通信コース

• - 環境都市工学科 (C)
• - 建築学科 (A)

さらに、専攻科においては学士課程に相当する以下の専攻が設置されています:

• - プロジェクトデザイン工学専攻 (PD)

これにより学生は、実践的な技術と専門的な知識を身につけることができます。

沿革

呉工業高等専門学校の歴史は1964年4月1日に始まり、初めは機械工学科、電気工学科、建築学科の3つの学科から構成されていました。その後、1969年に土木工学科が設置され、1979年からは編入学生の受け入れが始まりました。
1987年には情報処理センターを設立し、1989年からは外国人留学生の受け入れも行っています。
1996年には土木工学科が環境都市工学科に改組され、1998年に専攻科が設立されました。

2004年には独立行政法人に移行し、近年では技術者教育プログラムが日本技術者教育認定機構（JABEE）から認定を受けるなど、教育の質も向上しています。

アクセス

呉工業高等専門学校へのアクセスは良好で、JR呉線の安芸阿賀駅から徒歩約10分ほどで到着します。また、広電バスの先小倉停留所からも徒歩約7分で行けるため、通学は非常に便利です。

著名な出身者

呉高専からは多くの著名人が輩出されています。その中には、環境学者で東京工業大学名誉教授の灘岡和夫氏や、ヴィジュアル系ロックバンドのD-SHADE、歌手・作詞家・作曲家の谷本貴義氏（中退）が含まれます。これらの出身者は、それぞれの分野での成功を収めています。

呉工業高等専門学校は、今後も優れた技術者の育成に寄与し続けることでしょう。

もう一度検索