和歌山県道17号和歌山停車場線

和歌山県道17号和歌山停車場線の概要

和歌山県道17号和歌山停車場線（読み：わかやまけんどう17ごう わかやまていしゃじょうせん）は、和歌山県和歌山市に位置する重要な道路で、和歌山停車場から西汀丁に通じています。この道路は主要地方道として指定されており、地域の交通網の中で重要な役割を果たしています。

概要と特徴

和歌県道17号は、JRおよび和歌山電鐵の和歌山駅から和歌山市役所、さらに和歌山城方面へと続きます。この道は、国道と連結しながら、和歌山市内での主要な通行路として機能しています。また、「けやき大通り」という愛称でも知られ、両側には美しい街路樹が並ぶことから、多くの人々に親しまれています。

道路には中央分離帯や側道の分離帯が整備されており、特にバス優先車線が設けられているため、公共交通機関がスムーズに運行できるようになっています。実際、和歌山県道17号は全国で初めて、現行の道路法に基づいて主要地方道に指定された路線の一つです。

1994年には、読売新聞社による「新・日本街路樹100景」に選出されるなど、地域交流や観光においても重要な地位を築いています。

路線データ

• - 起点: 和歌山停車場
• - 終点: 和歌山市西汀丁（西汀丁交差点）
• - 実延長: 1.954 km

履歴

この県道は、もともと大正時代に指定された県道和歌山東和歌山停車場線の一部を継承しています。1930年（昭和5年）時点での道路幅は22メートルでしたが、戦後の復興事業により、幅員は50メートルにまで拡幅され、工事は昭和40年代に完了しました。この路線は1954年（昭和29年）に主要地方道として正式に指定され、その後も和歌山の交通の中心としての役割を担ってきました。

年表

• - 1954年（昭和29年）

- 1月20日: 建設省が県道東和歌山停車場線を主要地方道に指定。
- 4月6日: 和歌山県がこの路線を県道に認定し供用を開始。

• - 1968年（昭和43年）

- 3月1日: 起点の東和歌山駅が和歌山駅に改称され、路線名も和歌山停車場線に変更。

地理と交通

和歌山県道17号は和歌山県和歌山市を通過し、多くの重要な交差点や道路と接続しています。特に国体通路や北大通りなどとの交差点は交通の要所であり、和歌山市の中心部で活発に利用される場所です。
主要な交差点には、柳通りや和歌山県道135号と153号の交差点が含まれ、交通の便を高めています。

沿線には、多くの施設が点在し、和歌山駅をはじめ、近鉄百貨店和歌山店や和歌山城、和歌山県立医科大学など、地域の文化や商業の中心地にアクセスできる利便性が魅力です。

和歌山県道17号和歌山停車場線は、単なる交通路に留まらず、地域の象徴ともいえる存在です。地元住民や観光客にとって重要な役割を担い、和歌山市の発展を支えています。

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