和泊町

和泊町（わどまりちょう）

和泊町は、鹿児島県の南に位置する沖永良部島の東半分を占める町です。大島郡に属しており、平坦な隆起サンゴ礁で形成された地形が特徴です。島の西半分は知名町となっています。

地理

和泊町は、沖永良部島の東側に位置し、平坦な地形が広がっています。町内には越山（標高188.4メートル）という山があり、町を一望できるスポットとなっています。

隣接自治体

知名町

地名

町内には以下の地名があります。

畦布
伊延
内城
大城
喜美留
国頭
後蘭
瀬名
谷山
玉城
手々知名
出花
永嶺
仁志
西原
根折
古里
皆川
和
和泊

歴史

和泊町の歴史は、1908年（明治41年）に和泊村として発足したことに始まります。その後、1941年（昭和16年）に町制を施行し、和泊町となりました。第二次世界大戦後にはアメリカ合衆国の支配下に入りましたが、1953年（昭和28年）に日本に返還されました。

沿革

1908年（明治41年）4月1日：島嶼町村制施行により、和泊村が発足。
1941年（昭和16年）5月1日：町制施行。和泊町となる。
1946年（昭和21年）1月28日：アメリカ合衆国（琉球列島米国民政府）の支配下に入る。
1953年（昭和28年）12月25日：日本に返還される。

行政

和泊町の行政を担う主な機関は以下の通りです。

町長：伊地知実利
和泊町役場
消防：沖永良部与論広域事務組合消防本部
県の行政機関：鹿児島県大島支庁沖永良部事務所
警察：鹿児島県警察 沖永良部警察署
国の行政機関：鹿児島地方法務局沖永良部出張所

経済

和泊町の主な産業は農業、漁業、観光業です。近年では、サトウキビやジャガイモなどの栽培が盛んに行われています。

姉妹都市・提携都市

和泊町は、国内の複数の都市と姉妹都市・提携都市関係を結んでおり、文化交流などを行っています。

国内

北海道中富良野町
富山県砺波市
静岡県下田市
山形県長井市
岐阜県大野町
兵庫県宝塚市
福岡県久留米市
沖縄県今帰仁村

教育

町内には、中学校と小学校が設置されています。

中学校

和泊町立和泊中学校
和泊町立城ケ丘中学校

小学校

和泊町立和泊小学校
和泊町立大城小学校
和泊町立内城小学校
和泊町立国頭小学校

交通

和泊町へのアクセスは、空路と海路があります。

空路

沖永良部空港：日本航空（JAL）が、鹿児島、徳之島、那覇との間に路線を運航しています。

海路

和泊港：マリックスラインとマルエーフェリーの2社が、鹿児島港から奄美大島、徳之島を経由して、毎日運航しています。
伊延港: 天候によって和泊港にフェリーが寄港できない場合の代替港として利用されます。

バス

沖永良部バス企業団

道路

主要地方道：鹿児島県道84号知名沖永良部空港線
一般県道：鹿児島県道620号国頭知名線、鹿児島県道621号瀬名和泊線、鹿児島県道622号下平川内城線

名所・旧跡・観光スポット

和泊町には、自然や歴史を感じられる多くの観光スポットがあります。

フーチャ（潮吹き洞窟）：隆起サンゴ礁の石灰岩が波の浸食によってできた海食洞で、波が高い時には、天井の穴から海水のしぶきが吹き上がります。
笠石海浜公園：海水浴場、フラワー園、キャンプ場、野外ステージ、バーベキュー施設などが整備されており、展望シンボルタワー「ゆりの塔」からは太平洋を一望できます。
ワンジョビーチ：静かな海水浴場で、海中にはサンゴが生息しています。近くには、源為朝や平家の落人が居住したと伝えられる遺跡があります。
越山公園：頂上にある展望台からは、和泊町一帯と太平洋・東シナ海を見渡せます。
南洲神社：西郷隆盛を慕って建立された神社です。
和泊町歴史民俗資料館：町内の歴史や文化に関する資料を展示しています。
西郷南洲記念館：西郷隆盛に関する資料を展示しています。

和泊町出身の有名人

大山百合香（歌手）
関根大学
坂本元明（衆議院議員）

外部リンク

和泊町公式サイト
和泊町 (@wadomaritown) - X（旧Twitter）
和泊町 (wadomari) - Facebook
* ウィキトラベルには、和泊町に関する旅行ガイドがあります。

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