咲耶会

咲耶会について

咲耶会（さくやかい）は、大阪大学外国語学部の同窓会として、卒業生、教員、在学生の交流と親睦を深め、母校の発展に貢献することを目的とした組織です。

名称の由来

「咲耶会」という名称は、古今和歌集の序にある「難波津の歌」に由来します。この歌は、「難波津に 咲くや木の花 冬ごもり 今は春べと 咲くや木の花」と詠まれ、百済から千字文を伝えたとされる王仁の作と伝えられています。この歌の持つ、春の訪れを告げる花のイメージが、同窓会の新たな門出や発展を象徴するものとして、卒業生である作家の司馬遼太郎氏と陳舜臣氏によって選ばれました。1981年の同窓会総会で正式に決定され、会の名称として採用されました。

組織と活動

咲耶会は、名誉会長に外国語学部長、会長に元パナソニック副社長が就任し、国内外に広範な支部ネットワークを持っています。国内には札幌から沖縄まで23支部、海外には香港、北京、ニューヨーク、ロンドンなど17支部が存在し、グローバルな同窓会活動を展開しています。これらの支部では、会員相互の交流を深めるための様々なイベントや活動が行われています。

咲耶会の活動目的は、会員相互の連携と親睦を深めることに加え、母校である大阪大学外国語学部の発展に貢献することです。具体的には、会員間の情報交換や交流を促進する活動、在学生への支援、大学への協力などが挙げられます。これらの活動を通じて、同窓会は卒業生と大学との繋がりを強化し、より良い教育環境の実現に貢献しています。

事務局の移転

咲耶会の事務局は、以前は大阪大学外国語学部内にありましたが、2021年4月に大阪大学外国語学部が箕面船場に移転したことに伴い、事務局も新キャンパスに移転しました。新しい事務局は、箕面市船場東3丁目の大阪大学箕面キャンパス外国学研究講義棟1Fに位置しており、2021年3月18日から新キャンパスでの活動を開始しました。この移転により、咲耶会は新たな環境で活動を続けることとなりました。

まとめ

咲耶会は、大阪大学外国語学部の卒業生にとって、非常に重要なコミュニティです。この同窓会は、卒業後のキャリア形成や人生において貴重なネットワークを提供するとともに、大学との継続的な繋がりを維持する上で不可欠な存在です。咲耶会の活動は、卒業生だけでなく、在学生や教員にとっても有益であり、大学全体の発展に大きく貢献しています。今後も、咲耶会は大阪大学外国語学部と共に成長し、その歴史を刻んでいくでしょう。

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