善光寺温泉駅

善光寺温泉駅

善光寺温泉駅は、かつて長野県長野市広瀬に位置していた善光寺白馬電鉄の駅（廃駅）です。この駅は、善光寺白馬電鉄の路線廃止とともにその歴史を終えました。

歴史

1936年11月22日、善光寺白馬電鉄の南長野駅から善光寺温泉東口駅までの区間が開通し、仮の終着駅として善光寺温泉東口駅が設けられました。その後、同年12月26日には、正式な終着駅として善光寺温泉駅が開業し、同時に善光寺温泉東口駅は廃止されました。

1942年12月17日には、善光寺温泉駅から裾花口駅までの区間が開通し、この駅は中間駅となりました。しかし、1944年1月10日には、善光寺白馬電鉄が休線となったため、この駅も休止されました。最終的に、1969年7月9日に善光寺白馬電鉄が廃線となったことで、この駅も廃止されました。

駅周辺

駅は山間部に位置しており、駅の跡地付近には数軒の民家が点在しています。また、駅跡の近くには湯の瀬ダムがあり、湯の瀬いとおしき発電所の建設が進められています（2024年時点）。国道406号線は裾花川の対岸を通っていますが、付近には橋が架けられていません。

周辺施設

裾花川: 駅の近くを流れる川。
湯の瀬ダム: 駅跡付近に位置するダム。
湯の瀬いとおしき発電所: 現在建設中の発電所。
国道406号: 裾花川の対岸を通る国道。
善光寺温泉: 駅名にもなった温泉地。1995年の県北部豪雨災害で一部が被災しましたが、1998年9月まで存在していました。石川達三の小説『暗い嘆きの谷』の舞台であり、かつては竹村健一が経営していました。戦時中には、貞明皇后をこの旅館まで護送し、近くの鉄道トンネルを武器庫として利用する計画がありました。

隣の駅

善光寺白馬電鉄

茂菅駅 - 善光寺温泉駅 - 裾花口駅

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
* 廃駅

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