四ヶ所麻美

四ヶ所麻美のプロフィールとボクシングキャリア

四ヶ所麻美（しかしょ あさみ）は、1979年10月17日生まれで、東京都板橋区出身の元プロボクサーです。彼女はフラッシュ赤羽ボクシングジムに所属しており、フライ級においてその卓越した技術を誇っています。ボクシングのキャリアを通じて、彼女は多くの試合を経験し、数々のタイトルを獲得しました。

アマチュア時代

四ヶ所は、2002年の女子アマチュアボクシングが解禁された年に本格的に競技を始めました。初めての大会では、後のWBC世界王者である小関桃とスパーリングを行い、実力を研磨しました。アマチュア選手としての彼女は、2003年から2007年までの5年間にわたって全日本アマチュア選手権で連続して優勝し、特に2005年には決勝で世界王者の好川菜々を打ち破る偉業を成し遂げています。

また、国際大会にも出場しており、アジア選手権では2003年と2005年にともに3位入賞を果たしました。これにより、彼女の名声は国内外に広がり、プロ転向の基盤を築くこととなりました。

プロボクシングデビュー

2008年、四ヶ所は日本ボクシングコミッション（JBC）からプロとして認可され、B級選手としての資格を取得しました。同年に後楽園ホールで開催された「G Legend」興行でプロデビューを果たしましたが、元JWBC二階級王者の藤本りえに敗北を喫しました。しかし、その後の10月には、WBA王者の山口直子相手に5回TKO勝利を挙げ、プロ初勝利を手にしました。続く2009年の4月には、世界ランカーの呉修ヒョンを3-0の判定で下し、連勝を重ねることになりました。

東洋太平洋王座獲得

四ヶ所のキャリアの中で、特に輝かしい瞬間は、過去のOPBF女子フライ級初代王座決定戦に挑戦し成功したことです。2009年10月には、富樫直美が持つWBCライトフライ級タイトルに挑戦し、8回TKO勝利を挙げて王座を獲得しました。その後、2010年6月に行われた防衛戦では、マルネージェ・ベラーノとの接戦を制して初防衛を果たします。さらに、12月には張有珍に対し9回TKOで勝利し、2度目の防衛戦にも成功しました。

しかし、2011年5月には真道ゴーとの3度目の防衛戦で敗れ、王座を失う結果となります。

世界王座挑戦と引退

王座陥落後の四ヶ所は、2011年8月27日にメキシコで行われたWBC女子世界フライ級王座に挑戦を試みましたが、試合はフルマークで敗北がつけられ、再びタイトル獲得には至りませんでした。その後は試合に出場せず、2012年末に引退届を提出しました。

戦績と称号

四ヶ所麻美は、プロボクシングにおいて8試合を経験し、その結果5勝（3KO）3敗という成績を残しました。彼女が獲得したタイトルは、東洋太平洋女子フライ級王座です。様々な試合を通じて彼女が築いたキャリアは、多くのファンに支持され、女性ボクシング界において重要な存在感を示しています。

関連項目

• - 女子ボクサー一覧
• - アマチュアボクシング日本王者一覧
• - 東洋太平洋ボクシング連盟王者一覧

外部リンク

• - フラッシュ赤羽ジム
• - 四ヶ所麻美の戦績 - BoxRec

四ヶ所麻美の情熱と努力は、ボクシング界において忘れられない足跡を残したと言えるでしょう。

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