四日市市立中部東小学校

四日市市立中部東小学校の歴史

四日市市立中部東小学校（よっかいちしりつ ちゅうぶひがししょうがっこう）は、三重県四日市市の元新町にかつて存在していた公立小学校です。この学校は1994年に廃校となり、四日市市立中央小学校に統合されました。

沿革

中部東小学校の歴史は、1872年（明治5年）にさかのぼります。この年、学制施行前の四日市市において、寺小屋や私塾の生徒を母体にして三重県で初の小学校が開校されました。それが四日市学校であり、現在の四日市市立中部西小学校の前身とされています。

その後、1955年（昭和30年）4月1日には、当時の四日市市立中部小学校（現在の中部西小学校）から分離して、中部中学校の旧敷地に四日市市立中部東小学校が設立されました。この新設により、地域の教育環境が整備され、子どもたちの教育が充実していくことになりました。

最後の卒業と廃校

1995年（平成7年）3月には、中部東小学校の最後の卒業式が執り行われ、その後3月31日には納屋小学校との統合が行われ、校としての役目を終えました。翌4月1日には、旧納屋小学校の舎を引き継ぎ、四日市市立中央小学校が設立され、中部東小学校の歴史が新しい形で引き続がれることになりました。

新的な校舎の建設も行われ、1997年1月31日には旧中部東小学校の跡地に新校舎が完成しました。そして、4月1日からは新しい校舎での授業がスタートしました。

通学区域

四日市市立中部東小学校の通学区域は広範で、八幡町、中町、中央地区の一部、さらに北条町や元新町などが含まれていました。これらの地域から通う生徒たちは、大多数が四日市市立中部中学校へ進学していました。

周辺環境

中部東小学校の近隣には、四日市郵便局、NTT西日本四日市元新町ビル、四日市市役所などの公共施設も位置しています。また、国道164号線に近く、交通の便も良好でした。最寄り駅はJR関西本線の四日市駅から約500メートル、近鉄名古屋線の近鉄四日市駅からは約1キロメートルの距離にあり、徒歩でもアクセス可能でした。沿道には市営北条野球場や、その周辺で市民が利用する様々な施設も存在しました。

卒業生と地域社会

この小学校から巣立った卒業生たちは、その後の人生で地域社会に貢献し、多くの人々に影響を与えています。四日市の歴史と共に歩んだ中部東小学校は、地域の教育の一翼を担い、多くの記憶を残しています。

四日市市立中部東小学校の歴史は、地域の発展と共に歩んできた子どもたちの教育の物語であり、今もなお多くの人々の心に残ることでしょう。

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