四條畷市コミュニティバス

四條畷市コミュニティバスは、大阪府四條畷市が運行するコミュニティバスです。運行は京阪バス門真営業所に委託されています。

概要

四條畷市は、生駒山系の清滝峠が市域を分断しており、公共施設が清滝峠の西側に集中していました。その後、関西文化学術研究都市の開発に伴い、清滝峠東側の田原地区で住宅開発が進み、田原台住宅地から公共施設へのアクセスが課題となりました。

そこで四條畷市は、2000年（平成12年）から無料の公共施設巡回バス「くすのき号」「さつき号」を運行開始しました。それぞれ近鉄バスと京阪バスが運行を受託しました。しかし、この無料バスが一般路線バスの乗客を奪う結果となったため、2004年（平成16年）4月1日から有料化し、コミュニティバスとして運行を開始しました。近鉄バスは運行から撤退し、京阪バスの単独運行となりました。

当初は東西線（田原ルート）と西部線（四条畷駅・忍ヶ丘駅発着の循環ルート）の2路線がありましたが、西部線は2020年4月1日からデマンドタクシーに変更され、2023年9月30日をもって運行を終了しました。現在は田原ルートのみが運行されています。

運賃

運賃は区間制で、以下の通りです。

1区：大人220円・小児110円
2区：大人250円・小児130円

障がい者手帳などを提示した場合や、市が発行する割引証を提示した場合は小児運賃が適用されます。

支払いには京阪グループ共通バスカード、スルッとKANSAI、PiTaPa・ICOCAが利用できます。ただし、割引証を提示して割引を受ける場合は、現金のみの取り扱いとなります。定期券は学生用のみ発売されています。

路線

四條畷市内が主な運行エリアですが、一部区間は寝屋川市、大東市、奈良県生駒市を走行します。2020年10月9日には、運行系統の見直しが行われ、田原地区 - 四条畷駅間の増便や速達性向上が図られました。また、イオンモール四條畷への運行も開始されました。

主なルートは以下の通りです。

田原1ルート：四条畷駅 - （ノンストップ） - 田原台一丁目 - グリーンホール田原 - 田原台二丁目 - 田原台センター - 田原台七丁目 - 北谷公園 - 田原台九丁目- 緑風台 - さつきヶ丘公園
田原2ルート：四条畷駅 - 塚脇 - 南野五丁目 - 清滝団地 - 逢坂 - 飯盛霊園 - 田原台一丁目 - 田原台センター - 田原台七丁目 - 北谷公園北 - 緑風台 - さつきヶ丘公園
田原2Aルート：忍ヶ丘駅 → 市民総合センター → 塚脇 → 四条畷駅 - 塚脇 - 南野五丁目 - 清滝橋(電通大前) - 逢阪 - 飯盛霊園前(田原台方面のみ) - 田原台一丁目 - 田原台センター - 田原台七丁目 - 北谷公園 - 田原台九丁目 - 緑風台
田原3ルート：忍ヶ丘駅 - 清滝橋(電通大前) - 逢阪 - 田原台一丁目 - 田原台センター - 田原台七丁目 - 北谷公園北 - 緑風台 - さつきヶ丘公園
田原4ルート：四条畷駅 - （ノンストップ） - 田原台一丁目 - 田原台センター - 田原台七丁目 - 北谷公園北 - 緑風台 - さつきヶ丘公園
田原4Aルート：四条畷駅 - （ノンストップ） - 田原台一丁目 - 田原台センター - 田原台七丁目 - 北谷公園北 - 田原台九丁目 - 緑風台 ← さつきヶ丘公園
田原5ルート：イオンモール四條畷 - 畷生会病院 - 忍ヶ丘駅口 - 市民総合センター - 清滝橋 - 清滝団地 - 逢阪 - 田原台一丁目 - 田原台センター - 田原台七丁目 - 北谷公園北 - 田原台九丁目 - 緑風台 - さつきヶ丘公園
田原6ルート：四条畷駅 - 塚脇 - 南野五丁目 - 清滝団地 - 逢阪 - 緑の文化園 - さつきヶ丘公園

田原6ルートは土休日のみの運行で、その他は毎日運行しています。

車両

門真営業所に配備されている中型車5台で運行されています。主に日野・レインボーといすゞ・エルガミオが使用され、2台が専属車両となっています。2020年10月のダイヤ改正で小型車が中型車に置き換えられ、小型車の運用は終了しました。

以前は小型車として日野・リエッセや日野・ポンチョが使用されていました。運行開始当初は、小型車がフル稼働していたため、検査時には守口市コミュニティバス「くるっとBUS」の車両が優先的に使用されていました。「くるっとBUS」の廃止後は、同路線の車両が四條畷市コミュニティバスの車両として使用されるようになりました。

運用車両全車に磁石式のヘッドマークが掲出されています。ヘッドマークは黄色ベースのものが2代目で、初代は緑色でした。

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