国民集合クワ・ナ・クワ

国民集合クワ・ナ・クワ（Convergence Nationale "Kwa Na Kwa"）は、中央アフリカ共和国において重要な役割を果たした政党です。党名である「クワ・ナ・クワ」は、中央アフリカの国語であるサンゴ語で「働く、ただ働く」という意味を持ち、その名の通り、国民の勤勉さを象徴するような存在を目指していました。

2005年の大統領選挙では、フランソワ・ボジゼ候補を支持し、ボジゼ氏の当選に大きく貢献しました。第一回投票では43.0パーセント、第二回投票では64.6パーセントの得票率を獲得し、国民からの支持の厚さを示しました。同年に行われた国民議会議員選挙でも42議席を獲得し、ボジゼ政権の事実上の与党としての地位を確立しました。

その後、国民集合クワ・ナ・クワは、2011年の総選挙で61議席を獲得し、国民議会の過半数を占めるという最盛期を迎えました。ボジゼ政権を支え、中央アフリカ共和国の政治において主導的な役割を果たしました。しかし、ボジゼ大統領の失脚後、党の勢力は大きく衰退しました。

2016年の総選挙では、わずか7議席の獲得にとどまり、大敗を喫しました。かつての与党としての影響力は失われ、中央アフリカ共和国の政治における存在感は薄れていきました。ボジゼ政権の崩壊とともに、国民集合クワ・ナ・クワもまた、大きな転換期を迎えたと言えるでしょう。

現在、国民集合クワ・ナ・クワがどのような活動を行っているのか、詳細は不明です。しかし、かつて中央アフリカ共和国の政治を動かした政党として、その歴史は記憶されるべきでしょう。

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