国立病院機構東長野病院

概要

国立病院機構東長野病院は、長野県長野市に設置された、独立行政法人国立病院機構の病院であり、昔は国立療養所東長野病院という名称でした。この医療機関は、特に重症心身障害者に対する専門的な医療サービスを提供しており、重度心身障害者病棟である「のぞみ病棟」も設けられています。最近では、地域医療の中心的な存在として、様々な診療科を通じて多様な医療ニーズに応えています。

沿革

この病院の歴史は、1939年に設立された傷痍軍人長野療養所にまで遡ります。1945年8月には長野空襲により米軍機の攻撃を受けるなどの困難な時代もありましたが、同年12月には厚生省の管理下に移管され、国立長野療養所として新たにスタートしました。1947年には昭和天皇が慰問に訪れ、1960年代には国立療養所東長野病院へと改称されました。そして2004年に現在の独立行政法人国立病院機構東長野病院に改組されました。

診療科

この病院では、以下のような幅広い診療科を提供しており、患者に包括的な医療支援を行っています：

• - 内科
• - 児童精神科
• - 呼吸器内科
• - 消化器内科
• - 循環器内科
• - 小児科
• - アレルギー科
• - 外科
• - 整形外科
• - 耳鼻咽喉科
• - 放射線科
• - リハビリテーション科

それぞれの科は、高度な医療技術を駆使して、地域の健康を支えています。その結果、患者の心身のケアを計画的に行い、様々な生活条件や病状に合わせた対応を行っています。

医療機関の指定・認定

国立病院機構東長野病院は、以下のような様々な医療の指定・認定を受けています：

• - 保険医療機関
• - 労災保険指定医療機関
• - 指定自立支援医療機関（精神通院医療）
• - 身体障害者福祉法指定医の配置されている医療機関
• - 生活保護法指定医療機関
• - 結核指定医療機関
• - 指定養育医療機関
• - 指定小児慢性特定疾病医療機関
• - 原子爆弾被害者医療指定医療機関
• - 特定疾患治療研究事業委託医療機関

これによって、当院は特に多様な医療ニーズに対しても迅速に対応できる体制を整えています。

交通アクセス

国立病院機構東長野病院は、交通の便も良好で、長電バス62系統や162系統を利用することで病院の敷地内までアクセスできます。また、しなの鉄道北しなの線の三才駅からも徒歩約10分という距離です。

周辺施設

病院の周辺には、長野県若槻養護学校やすくすく保育園（託児施設）、松寿荘といった教育や福祉の施設が揃っており、地域社会との連携を大切にしています。また、昭和の森公園や清泉女学院短期大学、北部スポーツ・レクリエーションパークなども近く、周囲の環境は充実しています。

国立病院機構東長野病院は、地域に根差した医療機関として、これからも患者のために貢献し続けることでしょう。

もう一度検索