三才駅

三才駅について

三才駅（さんさいえき）は、長野県長野市大字三才字念仏塚に位置する、しなの鉄道北しなの線の駅です。この駅は、豊野駅からJR東日本飯山線へ直通する列車も利用できるのが特徴です。

歴史

三才駅は、1958年1月8日に国鉄の停車場として開業しました。当初は飯山線の普通列車のみが停車し、信越本線の列車は通過していました。開業当初は無人駅で、気動車の旅客のみを取り扱っていました。

1966年10月1日、長野工業高等専門学校の生徒の通学利用が増加したことを受け、駅に昇格。これにより、飯山線と信越本線の両方の列車が停車するようになりました。1981年6月29日には、長野駅発の飯山線下り普通列車が、駅員のポイント不転換と信号無視により安全側線に進入し、土手に乗り上げるという事故が発生しました。

1983年7月11日には業務委託駅となり、1987年4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。2003年には業務委託先がJR東日本グループの株式会社しなのエンタープライズに変更されました。2009年7月27日には、駅の外に記念撮影用の駅名板が設置され、駅構内に入らずに記念撮影ができるようになりました。2015年3月14日には、北陸新幹線金沢延伸開業に伴い、しなの鉄道に移管され、駅業務は長野市に委託されました。

駅構造

三才駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。下りホーム側に駅舎が隣接しており、単線区間に位置するため、飯山線への直通列車との間で頻繁に列車交換が行われます。長野駅方面には構内踏切の跡があり、ホーム間の移動には地下道が利用されています。

JR東日本からしなの鉄道に移管される前は、みどりの窓口が設置されていましたが、移管後は長野市管理の業務委託駅となり、出札窓口は企画券のみを取り扱っています。乗車券、回数券、定期券は自動券売機で購入できます。また、JR東日本時代には、駅構内に軽食店がありました。

三才駅は、駅名にあやかって三歳を迎えた子供を連れてくる観光客が多く、硬券記念入場券は1日に100セット以上売れることもありました。駅前では、土日祝日を中心に三才駅ウェルカムプロジェクトによる記念撮影の補助やグッズの販売・配布が行われています。

のりば

1番線：しなの鉄道北しなの線（下り）
2番線：しなの鉄道北しなの線（上り）、JR飯山線直通列車

利用状況

長野市統計書によると、2021年度の1日平均乗車人員は1,252人です。2000年度以降の乗車人員の推移を見ると、2000年度から2014年度まではJR東日本時代の統計となっています。

駅周辺

駅周辺は郊外住宅地で、学校がいくつかあります。そのため、朝夕は通学・帰宅の学生で賑わっています。

バス路線

駅前の県道上には、長電バスと長野市営バスの三才駅バス停があります。三才駅始発・終着便は駅前ロータリーに入ります。

長電バス
63・64：長野駅 / 柳原
161：浅川西条 / 柳原 (平日のみ)
162：東長野病院 / 柳原 (平日のみ)
長野市営バス
豊野線：蟻ヶ崎公会堂・川谷 / 上神代公会堂

その他

2008年3月9日には、三越名古屋栄店専門店館「ラシック」の開業3周年を記念して、三才駅とラシックの3歳をかけた広告が掲載されました。

隣の駅

しなの鉄道
北しなの線・JR飯山線：北[[長野駅]] - 三才駅 - 豊野駅

脚注

記事本文

注釈

出典

利用状況

JR東日本

長野市統計書

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
今 (HIKAKIN & SEIKINの曲)：この曲のPVで、HIKAKINの幼少期の写真と共に駅名標が映し出されています。

外部リンク

三才駅 - しなの鉄道

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