国際会館駅

国際会館駅について

国際会館駅（こくさいかいかんえき）は京都府の京都市左京区岩倉南大鷺町に所在し、京都市営地下鉄烏丸線の起点駅としての役割を果たしています。この駅は駅番号がK01で、近畿地方の駅百選にも選定されており、関西の地下鉄駅の中では最北端に位置しています。また、近鉄線内では「京都国際会館」との案内がなされることがあり、特に急行列車ではこの名称が用いられています。

開業の歴史

1997年（平成9年）6月3日に北山駅からの延伸に伴い開業され、開業初日から一般営業を開始しました。開業当初から駅は多くの利用者に親しまれていますが、同年の8月には大雨により駅構内が冠水するトラブルがあり、営業が一時中断される事態が発生しました。その後、同年の11月に国立京都国際会館へのアクセスを提供するための出入口が開通し、2000年1月には駅前広場と自転車駐車場の供用が開始されました。

駅の乗客利便性向上のため、2007年4月からはICカード「PiTaPa」の利用が可能になり、さらに2010年4月には周囲の施設名が広告に付記されるようになりました。2017年には自転車等の保管所も設置され、より便利な環境が整備されています。

駅の構造

国際会館駅は島式ホーム1面2線を持つ地下駅で、改札口は1つのみです。車椅子利用者への配慮があり、エレベーターや多目的トイレも設置されています。駅の改札外にはコンビニエンスストアと京都銀行のATMがあり、利用客の利便性が考慮されています。なお、日中は基本的に片方のホームのみが使用され、時刻に応じて停車位置が変動します。

利用状況

2022年度のデータによると、国際会館駅の1日平均乗降人員は23,223人に達しています。年々変動する乗客数は、駅の重要性を物語っています。

駅周辺の交通

駅前にはバスターミナルとタクシー乗り場があり、ここには京都市営バスと京都バスが乗り入れています。これにより、岩倉方面や大原・鞍馬方面へのアクセスが便利に整備されています。特に観光シーズンには、中心部からの直通バスに代わって、駅からの乗り継ぎ情報が提供されており、効率的な移動が可能です。国際会館駅が開業される前は、宝ヶ池通に古いバス停が存在しましたが、駅開業後、新しいバスターミナルが設置され、利便性が向上しました。

バス路線では、京都市営バスの5・31・65号系統や特16・特17系統の京都バスなど、多彩な行き先が用意されています。

近隣の施設とアクセス

国際会館駅周辺には多くの観光施設や学術機関があり、訪れる人々にとって非常に便利なアクセス手段となっています。今後も、地域の交通の要としての役割を果たしていくことが期待されます。

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