在パキスタン日本国大使館

在パキスタン日本国大使館：歴史と概要

在パキスタン日本国大使館は、パキスタンの首都イスラマバードに位置する日本の外交機関です。1952年の日本国独立後、当初はカラチに設置されましたが、パキスタンの首都移転に伴い、ラーワルピンディーを経て、1969年にイスラマバードに移転しています。

設立から首都移転まで

1952年4月12日、日本は「在外公館の名称及び位置を定める法律」を制定し、パキスタンの当時首都であったカラチに在パキスタン日本国大使館を開設しました。これはサンフランシスコ平和条約の発効、すなわち日本国独立に先立つものでした。パキスタンも同条約締結国の一つでした。

その後、パキスタンの首都はカラチからラーワルピンディーへと移転しました。これに伴い、1966年10月1日、大使館もラーワルピンディーに移転しています。旧首都カラチには、1967年10月1日、在カラチ日本国総領事館が開設されました。

1969年には、イスラマバードが新首都となり、大使館は同市に移転。これにより、現在に至るまでイスラマバードが在パキスタン日本国大使館の所在地となっています。

教育機関の設立

大使館の移転と並行して、日本人子女のための教育機関も設立されました。1965年5月には、カラチに在パキスタン日本国大使館付属カラチ日本人学校（KJS）が設立されました。その後、大使館の移転に伴い、1968年4月、在カラチ日本国総領事館付属小学校と改称されました。

イスラマバードへの移転後も、日本人子女の教育ニーズに対応するため、1975年4月には補習授業校が開校され、1987年4月には、この補習授業校を前身とする在パキスタン日本国大使館附属イスラマバード日本人学校（IJS）が設立されました。

日パ国交樹立50周年記念シンポジウム

2002年4月29日には、イスラマバードのセリナ・ホテルにおいて、在パキスタン日本国大使館主催の「日本・パキスタン国交樹立50周年記念シンポジウム」が開催されました。これは、日パ両国の長年にわたる友好関係を象徴する出来事でした。

まとめ

在パキスタン日本国大使館は、パキスタンと日本の外交関係において重要な役割を果たしてきました。その歴史は、両国の友好関係と協力関係の深まりを反映しています。大使館の活動は、外交面のみならず、教育、文化交流など多岐にわたっており、両国間の相互理解と友好関係の促進に大きく貢献しています。今後も、日パ両国関係の発展に貢献していくことが期待されます。

著名な在勤者

在パキスタン日本国大使館には、過去に多くの著名な外交官が勤務しています。具体的な名前については、個別の資料を参照いただく必要があります。

関連情報

イスラ マバード日本人学校（IJS）
カラチ日本人学校（KJS）
日本とパキスタンの関係
駐日パキスタン大使館、在大阪パキスタン領事館

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