坂巻正巳

坂巻正巳（さかまき まさみ）は、1965年5月4日生まれ、千葉県野田市出身の元競輪選手です。日本競輪学校第55期卒業で、現役時代は日本[[競輪選手会]]茨城支部に所属していました。師匠は高橋洋一氏です。

坂巻選手の競輪選手としてのキャリアは、1985年5月2日の岸和田競輪場での初出走・初勝利から始まりました。血液型はA型です。

高校時代は陸上競技に取り組んでいましたが、卒業後に日本競輪学校の適性試験に合格し、競輪の世界へ飛び込みました。デビュー当初は東京支部に所属していましたが、後に茨城支部へ移籍しています。

1991年の日本選手権競輪（一宮競輪場）では、鈴木誠選手のマークから見事優勝を果たしました。特別競輪への出場は2回目、日本選手権は初出場という状況での優勝は、多くの競輪ファンを驚かせました。しかし、その後は目立った成績を残せない時期もありました。1997年には、ふるさとダービー（観音寺競輪場）でも優勝し、タイトルホルダーとしての実力を見せつけました。

坂巻選手は、日本選手権競輪（GI）とふるさとダービー（GII）の両方で、決勝戦において最も格下とされる6番車からの優勝を果たしたことから、「フロック」と評されることもありました。これは、タイトルホルダーでありながら、記念競輪（GIII）での優勝経験がないことも理由の一つです。

選手会では支部長を務め、2011年3月11日の静岡競輪場でのレース中に東日本大震災が発生し、開催が中止となりました。その後、同年4月には日本[[競輪選手会]]の常務理事に就任し、競走から離れて事務に専念。2012年6月からは専務理事を務めました。

2016年に選手会の役員を退任し、同年6月27日に選手登録を消除して競輪選手としての現役生活を終えました。通算成績は2031戦223勝です。

主な獲得タイトル
1991年 - 日本選手権競輪（一宮競輪場）

坂巻選手は、その独特な経歴と、番狂わせを起こすようなレース展開から、多くの競輪ファンに記憶される選手の一人です。引退後は、競輪界の発展に貢献しました。

関連項目
競輪選手一覧

脚注
出典は省略

外部リンク
通算成績 - KEIRIN.JP

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