坪井上

坪井上（つぼいかみ）

坪井上は、岡山県津山市の行政区域に属する地名です。この地域は津山市の最西端に位置しており、西側は隣接する真庭市と、また南側は久米郡美咲町とそれぞれ境界を接しています。郵便番号は709-4605が割り当てられています。

地理

坪井上は、津山市域の最も西寄りに位置しています。その地理的な特徴として、市境に面している点が挙げられます。具体的には、地域の西側で真庭市と接し、南側では久米郡美咲町との境をなしています。地域内には福本川が流れており、地域の自然環境の一部を形成しています。

歴史

坪井上の歴史は、江戸時代に遡ります。もともと一つの地域であった坪井村は、1655年（明暦元年）に坪井上村と坪井下村に分村され、それぞれが独立した村として歩み始めました。

明治時代に入り、日本の地方行政制度が大きく変革される中で、坪井上村もその影響を受けます。1889年（明治22年）6月1日に町村制が施行された際、当時の久米北条郡に属していた坪井上村は、同じ郡内の坪井下村および中北上村と合併し、新たに発足した大井西村の一部となりました。この再編により、かつての坪井上村の区域は大井西村の中の「大字坪井上」として位置づけられることになります。

その後の郡域の再編として、1900年（明治33年）4月1日には、久米北条郡と久米南条郡が統合され、久米郡が成立しました。

昭和時代に入ると、更なる広域合併が進められます。1952年（昭和27年）8月1日、大井西村は同じ久米郡内の大東村と合併し、大井町が誕生しました。坪井上は大井町の一部となります。

続いて1955年（昭和30年）1月1日には、大井町が久米郡の久米村、倭文村と合併し、新しい「久米町」が発足します。これにより、坪井上は久米町の区域に含まれることになりました。

そして、平成の大合併の波の中で、坪井上を含む久米町は、2005年（平成17年）2月28日に、苫田郡加茂町、阿波村、勝田郡勝北町と共に津山市に編入合併されました。これにより、坪井上は正式に津山市の地名となり、現在に至っています。

人口と世帯

坪井上地域には、一定の世帯が居住し、人口を有しています。これらの世帯数および人口に関する具体的な数値は、定期的な国勢調査や住民基本台帳に基づき集計され、公表されています（例：2021年（令和3年）1月1日現在の集計データが存在します）。

小・中学校の学区

津山市立の小学校または中学校に通学する場合、児童および生徒が通うべき学校の区域（学区）は、津山市教育委員会によって定められています。

交通・施設

地域内を走る主要な交通路として、国道181号線が挙げられます。この国道は地域の幹線道路としての役割を担っています。また、岡山県道341号坪井下栃原線も地域内を通っており、周辺地域との連絡路となっています。

地域内に存在する主な施設としては、津山市立喬松小学校があり、地域の子供たちの教育拠点となっています。その他、ナカヨシ岡山物流センターなどの事業所も立地しています。

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