城南団地

大分市城南団地：歴史と生活の調和が息づく住宅地

大分市街地の南西に位置する城南団地は、丘陵地の南斜面に広がる、歴史ある住宅団地です。敷地面積は24万平方メートルにも及び、約1200戸の住宅が立ち並び、3000人を超える人々が暮らす活気あるコミュニティを形成しています。

交通の便と生活環境

城南団地の歴史は、1955年の国道210号大道トンネル開通に遡ります。このトンネルの開通により、市街地へのアクセスが飛躍的に向上したことで、1962年から1965年にかけて県営住宅685戸が造成されました。その後も住宅や宅地の分譲が続けられ、現在の規模へと発展しました。

交通アクセスは非常に良好です。JR九州久大本線南大分駅が徒歩約5分の距離にあり、電車での移動も容易です。また、大分バスも団地内を運行しており、日中40分おきの運行頻度で利便性を高めています。さらに、大分県道601号小挾間大分線が団地のすぐそばを走り、国道210号へも容易にアクセスできます。

生活環境に関しても、団地周辺には福徳学院高等学校や大分市立城南小学校が位置しており、教育環境も充実しています。商業施設についても、日常の買い物に困らない範囲にスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの商業施設が立地しています。

住居表示と地域区分

2022年1月8日には住居表示が実施され、従来の通称町名（城南東町、城南西町、城南南町、城南北町）から、城南東1丁目～2丁目、城南西1丁目～2丁目、城南南1丁目～2丁目、城南北1丁目～2丁目へと変更されました。これは、地域住民の利便性向上と、より明確な住所表示を目的として行われたものです。

大分市の発展を支える存在

城南団地は、明野団地などの後発の大規模団地と比較すると規模は小さいものの、大分県における住宅団地の先駆けとして、地域社会の発展に大きく貢献しています。古くからの歴史と、現代的な生活環境のバランスがとれた、住みやすい街として知られています。

人口統計(2009年3月末時点)

以下の数値は、2009年3月末時点の大分市統計によるものです。現在の数値とは異なる可能性があります。

世帯数：1,341世帯
総人口：3,005人
城南北町：世帯数 594世帯、人口 1,356人
城南団地東町：世帯数166世帯、人口 353人
城南西町：世帯数342世帯、人口 763人
城南南町：世帯数239世帯、人口 533人

本資料は、公開情報に基づいて作成されており、最新の情報とは異なる可能性があります。 最新の情報については、大分市役所など関係機関にお問い合わせください。

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