埼玉縣護國神社

埼玉県護国神社

埼玉県護国神社は、埼玉県さいたま市大宮区に鎮座する神社です。明治維新以降の戦争で国のために尊い命を捧げた、埼玉県出身の戦没者51180柱の御霊をお祀りしています。旧指定護国神社の一つです。

歴史

埼玉県における戦没者の慰霊は、以前は各地に神籬を設けて行われていました。しかし、満州事変以降、戦没者が増加したことを契機に、招魂社創建の機運が高まりました。

昭和9年（1934年）4月9日、朝香宮鳩彦王の臨席のもと、「埼玉県招魂社」として創建されました。社殿の設計は二本松孝蔵が手掛けました。昭和14年（1939年）3月には「埼玉県護國神社」と改称され、同年4月に指定護国神社となりました。

戦後の昭和21年（1946年）2月には宗教法人となり、昭和23年（1948年）10月には「埼霊神社」と一時改称されましたが、昭和27年（1952年）に再び「埼玉県護國神社」に復称しました。昭和30年（1955年）には奉賛会が設立され、神社を支えています。

昭和42年（1967年）10月23日には、昭和天皇、香淳皇后が国民体育大会に合わせて埼玉県を行幸啓された際、護国神社が訪問先の一つとなりました。平成25年（2013年）10月には、特攻勇士の像が建立されました。

祭神

鳥羽・伏見の戦い以降の国事に殉じた埼玉県関係の戦没者51180柱をお祀りしています。祖国のために散華された英霊のご冥福を祈り、平和を祈念する場となっています。

祭事

埼玉県護国神社では、年間を通して様々な祭事が行われています。

1月1日 - 元旦祭
2月11日 - 紀元祭
2月17日 - 祈年祭
春分の日 - 春分祭
4月9日 - 例大祭
5月5日 - 祝子祭
8月15日 - みたま祭り
秋分の日 - 秋分祭
11月3日 - 文化祭
11月23日 - 新嘗祭・勤労感謝祭
12月23日 - 天長祭
12月31日 - 除夜祭
毎月1日 - 月次祭

特に例大祭やみたま祭りには多くの参拝者が訪れ、賑わいを見せます。

境内

境内には、社殿のほか、慰霊碑や特攻勇士の像などがあります。静かで厳かな雰囲気の中、ゆっくりと参拝することができます。

アクセス

東武アーバンパーク(野田線) 大宮公園駅より徒歩約10分
JR大宮駅東口より東武バス5番乗り場から[大03]・[大03-2]・[大04]系統に乗車、「堀の内」下車、徒歩約3分

外部リンク

埼玉県護国神社清掃奉仕の会

埼玉県護国神社は、平和への祈りを捧げる場所として、多くの人々に親しまれています。

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