堀井数男

堀井 数男 (ほりい かずお)

堀井数男は、1923年12月12日に大阪府東大阪市で生まれました。1943年に南海軍に入団し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。彼は外野手として活躍し、その後コーチとしてもチームに貢献しました。

経歴

日新商業学校を卒業後、堀井は南海軍に加入し、1946年には打率.293を記録してチームの初優勝に大きく貢献したことが特筆されます。1951年には盗塁を20回成功させるなど、攻撃面でも注目を集めていました。その後、1950年代には特に成果を上げ、2リーグ制が導入された後の1952年には打率.297でリーグ10位、1953年には打率.314でリーグ2位に入るなど、2年連続で打撃のベストテンに名を連ねました。

堀井はその強肩を活かし、左翼手としても知られ、シーズンを通じて2桁の補殺を9回記録しています。特に1951年のシーズンには9補殺を記録しましたが、もしもこれが2桁に達していたら、1947年から1955年にかけての10年連続2桁補殺という偉業を達成できていた可能性がありました。1955年8月21日には、ランニングホームランを決め、その一打が試合の決勝点に繋がりました。

堀井は1959年に現役を引退した後も、南海に残り、1967年まで二軍打撃コーチを務めました。1968年からはスカウトに転向し、柚木進とのコンビで藤田学や高柳秀樹といった選手の獲得に貢献しました。また、息子の堀井和人も南海に入団したことで、親子で選手とスタッフという特別な関係が築かれました。

堀井数男は2006年7月24日に、肺炎のため大阪市内の病院で亡くなりました。享年は82歳でした。

詳細情報

年度別打撃成績

南海軍は、1944年途中に近畿日本（近畿日本軍）に改名され、1946年にはグレートリングに、1947年には南海ホークスに再び名前が変更されました。堀井のシーズンごとの成績は以下のとおりです：

• - 1946年: 打率.293
• - 1951年: 打率.294（盗塁20）
• - 1952年: 打率.297（リーグ10位）
• - 1953年: 打率.314（リーグ2位）

表彰歴

• - ベストナイン: 1回 (外野手部門：1953年)
• - オールスターゲームMVP: 1回 (1953年第3戦)

記録

• - 1000試合出場: 1953年6月13日（史上20人目）
• - オールスターゲーム出場: 3回 (1952年 - 1954年)

背番号

• - 18（1943年）
• - 9（1946年 - 1965年）
• - 62（1966年 - 1967年）

関連項目

• - 大阪府出身の人物一覧
• - 福岡ソフトバンクホークスの選手一覧

このように堀井数男は、長いプロ野球のキャリアを持ち、コーチやスカウトとしても素晴らしい業績を残した選手でした。

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