堂山駅

堂山駅の概要

堂山駅（タンサンえき）は大韓民国のソウル特別市永登浦区に位置し、ソウル交通公社の2号線とソウル市メトロの9号線が交差する重要な駅です。その豊富な交通アクセスにより、周辺地域への移動が非常に便利です。

駅の構造と設備

ソウル交通公社の2号線

堂山駅は高架駅であり、3階にホームが設置されています。相対式ホームを持つこの駅は、2面2線の構造となっており、フルスクリーンタイプのホームドアが設置されているため、安全に乗降できます。ホームへのアクセスは、片面にそれぞれ3つの階段が設けられており、合井寄りにはエレベーターも1基完備されています。

改札口は永登浦区庁側と合井側にそれぞれ設けられており、切符売り場も各改札口に配置されています。出口は1番から6番まであり、さまざまな方向へのアクセスが可能です。化粧室は改札内に1つ設置されています。また、9号線とは長さ48m、高さ24mのエスカレーターで接続されており、利便性を高めています。

ソウル市メトロ9号線

対照的に、9号線のホームは地下3階にあり、1面2線の島式ホームの設計となっています。ここでもフルスクリーンホームドアが設置されており、設備は充実しています。地下には吹き抜けがあり、広々としたスペースが感じられます。各ホームには、仙遊島寄りや中程に改札口に通じる階段またはエレベーターが設けられています。

改札口は地下1階と地下2階にそれぞれあり、切符売り場も設置されているため、スムーズに乗車が可能です。各階には7番から13番までの出口が存在し、便利なアクセスを提供しています。また、地下1階と地下2階にはそれぞれ化粧室も整備されています。二つの路線は、地下2階の連絡通路により接続されています。

駅周辺の環境

堂山駅周辺は住宅街が広がっており、生活環境も良好です。駅近くには、漢江に架かる堂山鉄橋が南に位置しており、周辺には漢江市民公園（楊花地区）や仙遊島公園などの緑地も多く整備されています。公園は、駅から西北側に広がっており、河岸でのリクリエーションにも最適です。さらに、駅の東南には汝矣島があり、美しい風景が広がります。

周辺には学校や商業施設も充実しており、江西税務署、堂山119安全センター、ロッテマート永登浦店、さらには堂山西中学校や仙遊高等学校、仙遊中学校、仙遊初等学校も位置しています。これにより、駅周辺は地域住民にとっても非常に利便性の高いエリアとなっています。

歴史

堂山駅は1984年5月22日に2号線全線が開通された際に開業しました。1996年には、駅から合井駅の間にある堂山鉄橋で欠陥が発覚し、工事が行われました。これに伴い、一時的に弘大入口駅まで代行バスが運行されるなどの影響がありました。2009年には9号線が開業し、さらに利便性が向上しました。また、近年では、2号線ホームにもホームドアが設置され、安全対策が進められています。

利用状況

堂山駅の利用状況は近年安定しており、一日平均利用者数も着実に増加しています。特に9号線開業後、より多くの乗客が訪れるようになり、交通機関としての重要性を再認識されています。

隣接駅

周囲には永登浦区庁駅や合井駅などがあり、その他の交通機関にもアクセスしやすく、非常に便利です。ターミナル駅としての役割を果たしている堂山駅は、地域社会にとって欠かせない存在となっています。

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