塩谷駅

塩谷駅（S16）

塩谷駅は、北海道小樽市塩谷2丁目にあるJR北海道函館本線の駅です。駅番号はS16、電報略号はシホ。小樽駅が管理する無人駅で、ひっそりとした佇まいが特徴です。

歴史

1903年（明治36年）6月28日：北海道鉄道 蘭島駅 - 小樽中央駅（現在の小樽駅）間の開業時に、同線の駅として開業。
1907年（明治40年）7月1日：北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管。
1909年（明治42年）10月12日：国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となる。
1912年（大正元年）：北海道瓦斯會社（北ガス）小樽工場開設に伴い、同工場への専用線が敷設。ナフサ・ブタン輸送が行われる。
1949年（昭和24年）6月1日：日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道（国鉄）に継承。
1982年（昭和57年）
6月4日：札鉄局が小樽市長宛に当駅の貨物業務廃止を申し入れ。
9月10日：札鉄局から北ガス小樽営業所へ専用線契約解除を通告。市が専用線継続を申し入れ。
9月13日：札幌通産局が4社協議を実施するも結論は出ず。町会が自動車輸送反対を陳情。
11月8日：札鉄局が専用線契約解除を撤回。
1983年（昭和58年）
7月21日：国鉄から駅業務体制見直しを協力要請。乗車券発売廃止、荷物取り扱い廃止、小荷物・貨物は全廃の方針。
10月17日：札鉄局から市議会へ専用線の問題について協力要請。
1984年（昭和59年）
2月1日：貨物・荷物取扱廃止、北ガス専用線は存続。
3月31日：無人化。
8月31日：北ガス専用線廃止により貨物取扱完全廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR北海道の駅となる。
1989年（平成元年）：駅舎改築。
2007年（平成19年）10月1日：駅ナンバリングを実施。

駅名の由来

所在地名に由来。「スヤ（su-ya）」（鍋・岩）または「ソヤ（so-ya）」（岩・岸）というアイヌ語が語源とされていますが、定かではありません。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。ホーム間の移動は小樽寄りにある跨線橋を利用します。かつては中線、貨物側線、貨物ホームがありましたが、現在は2番線（小樽方面ホーム）の跨線橋脇に貨物側線と貨物ホームの末端部が残るのみです。

のりば

利用状況

乗車人員:

(年の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。)

駅周辺

徳源寺（徒歩約10分）
塩谷神社（徒歩約15分）
北海道道956号小樽環状線
国道5号
北海道中央バス・ニセコバス「塩谷」停留所（約1.5km）
塩谷海水浴場（約1.6km）
小樽警察署塩谷駐在所
北後志東部広域農道
後志自動車道小樽塩谷インターチェンジ

その他

1967年：映画『旅路』の舞台として登場（ロケ地は幌似駅）。
* 1975年：映画『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』に登場。

隣の駅

JR北海道

■函館本線

蘭島駅 (S17) - 塩谷駅 (S16) - 小樽駅 (S15)

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