士幌駅

士幌駅（しほろえき）は、かつて北海道河東郡士幌町に位置していた、日本国有鉄道（国鉄）士幌線の駅でした。電報略号は「シロ」、事務管理コードは▲111406が付与されていました。

歴史

1925年（大正14年）12月10日：国有鉄道士幌線の駅として、帯広駅 - 士幌駅間の開通時に開業しました。当時は一般駅として機能し、池田機関庫士幌駐泊所も設置されました。
1926年（大正15年）7月10日：士幌線が上士幌駅まで延伸されました。
1953年（昭和28年）12月11日：農協専用線が敷設されました。
1969年（昭和44年）11月28日：士幌駅構内で入れ替え作業中の貨車7両が、7.5km先の中士幌駅まで暴走する事故が発生しました。機関車が貨車を連結しようとした際、連結器が閉じた状態だったため、押し出される形で暴走が始まったとされています。
1982年（昭和57年）11月15日：車扱貨物の取り扱いが廃止されました。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物の取り扱いが廃止されました。
1987年（昭和62年）3月23日：士幌線の全線廃止に伴い、士幌駅も廃駅となりました。

駅名の由来

駅名は、所在地である士幌町に由来します。

駅構造

廃止時点では、相対式ホーム2面2線と複数の側線を有する地上駅でした。駅舎は下り線ホーム側（構内西側）に位置していました。また、駅周辺の士幌農協（JA士幌）施設へ向かう専用線が2本分岐していました。

駅周辺

北海道道417号士幌停車場線
国道241号
道の駅ピア21しほろ
士幌町役場
帯広警察署士幌駐在所
士幌郵便局
帯広信用金庫士幌支店
士幌町農業協同組合（JA士幌町）
十勝バス、北海道拓殖バス「士幌」停留所

駅跡

現在は「士幌交通公園」として整備されており、駅舎、2面2線のホーム、当駅と中士幌駅の駅名標、車掌車、貨車が展示されています。駅舎は常時施錠されており、内部の見学には士幌町役場への連絡が必要です（9～16時、土日祝日を除く）。

隣の駅

日本国有鉄道
士幌線
中士幌駅 - <新士幌仮乗降場> - 士幌駅 - 北平和駅

関連項目

日本の鉄道駅一覧
廃駅

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