夕日岳 (北海道)

夕日岳（ゆうひだけ）

夕日岳は、北海道札幌市南区定山渓に位置する標高594メートルの山です。定山渓温泉の東側にそびえ立ち、その名前は、周辺の山々の中でも特に遅くまで夕日に照らされることに由来しています。これは、対になる朝日岳との位置関係と、夕日の差し込む角度によるものです。

登山ルート

夕日岳への登山道の入り口は、定山渓神社の拝殿の脇にあります。登山道は比較的整備されており、初心者でも挑戦しやすいとされています。道中には見晴らし台が設けられており、そこからは定山渓温泉街を一望することができます。温泉街の景色を眺めながら、休憩を取るのも良いでしょう。

山頂の様子

山頂は木々に囲まれており、残念ながら展望は開けていません。しかし、静かで落ち着いた雰囲気の中で、登山の達成感を味わうことができます。山頂には小さなスペースがあり、休憩や軽食を取るのに適しています。

注意点

登山道は整備されていますが、滑りやすい箇所もありますので、注意が必要です。適切な登山靴を履き、足元に注意して歩きましょう。
天候によっては、急に気温が変化することがあります。防寒着や雨具を必ず持参しましょう。
夕暮れが早いため、時間に余裕を持った登山計画を立てましょう。特に、秋から冬にかけては、日没時間が早まるため注意が必要です。
山中にはトイレや売店はありません。事前に済ませておきましょう。また、ゴミは必ず持ち帰りましょう。

アクセス

公共交通機関：札幌駅からじょうてつバス定山渓温泉行きで約1時間15分、定山渓神社前下車、徒歩すぐ。
車：札幌中心部から約1時間。定山渓温泉周辺に駐車場あり。

周辺情報

定山渓温泉は、札幌市内からアクセスしやすい温泉地として知られています。夕日岳登山と合わせて、温泉や観光を楽しむのもおすすめです。温泉街には、日帰り入浴施設や飲食店、土産物店などが充実しています。

参考文献

『札幌地名考』さっぽろ文庫1
『札幌の山々』さっぽろ文庫48
* 梅沢俊、菅原靖彦『北海道夏山ガイド』（最新第4版）北海道新聞社、2015年9月10日。ISBN 978-4-89453-795-8。

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