外山英明

外山 英明について

外山英明（とやま ひであき）は、1967年3月13日に東京都で誕生し、千葉県を故郷とする元プロバスケットボール選手及び指導者です。身長197cm、体重85kgという恵まれた体格を持つ彼は、バスケットボール界に多大な影響を与えました。

来歴

外山はまず、千葉敬愛高校に在籍し、インターハイや国体での活躍を通じてその才能を謳歌しました。そして青山学院大学に進学後は、ユニバーシアードに出場し、全国的に名を馳せました。大学卒業後、1989年に熊谷組に入社すると、その年には新人王のタイトルを獲得し、すぐにその名を広めます。さらに、全日本代表にも選出され、アジア選手権に出場するなど、日本のバスケットボール界に欠かせない存在として成長しました。

熊谷組のバスケットボール部が休部に入った後、外山は1994年に大和証券（現在の新潟アルビレックスBB）に移籍しました。1997年にはプロ選手として契約を結び、当時の長谷川誠選手と共に日本人プロ選手第1号となりました。シーズン中にはアメリカへ渡り、サマーリーグにも出場してその経験を積みました。

1999年には大和証券を退団し、神戸のクラブでプレーした後、2000年に鈴木貴美一ヘッドコーチに誘われてアイシンシーホースに加入しました。アイシンではチームのタイトル獲得に寄与し、2005-06シーズンにはJBLスーパーリーグで最年長選手として出場しますが、そのシーズンをもって現役を引退しました。

引退後の活動

引退後は、バスケットボールカレッジで次世代の選手たちの指導にも力を入れ、解説者としても活躍しました。2012年にはエバラヴィッキーズのヘッドコーチに就任し、1年間チームを指導したのち、2013年に退任しました。2020年には東京女子体育大学の監督に就任し、教育と指導に注力しています。彼の指導スタイルは、選手たちに高い技術を求めつつ、思考力を育むことに重きを置いています。

外山はまた、ノンフィクション作品『ファイブ』の主要人物としてもその名が知られています。この作品では、彼のバスケットボールへの情熱や、しっかりとした指導理念が描かれています。彼のキャリアは、単なる選手としての成功に留まらず、次世代への貢献やバスケットボール文化の発展にも深く関与しています。

経歴

• - 千葉敬愛高校
• - 青山学院大学
• - 熊谷組（1989年〜1994年）
• - 大和証券（1994年〜1999年）
• - 春日野クラブ（1999年〜2000年）
• - アイシン精機（2000年〜2006年）

個人のタイトル・表彰

• - JBL MVP - 1回（1990年）
• - JBL 新人王 - 1回（1989年）
• - JBL ベスト5 - 3回（1990年、1992年、1993年）

外山英明の足跡は、今後も多くの若い選手たちに影響を与え続けることでしょう。彼の経験や知識は、次世代のバスケットボール界を支える大きな力となるはずです。

もう一度検索