多治見市自主運行バス

多治見市自主運行バス：地域住民の生活を支えるコミュニティバス

多治見市自主運行バスは、岐阜県多治見市が東濃鉄道株式会社に運行を委託しているコミュニティバスです。かつて運行されていた東鉄バス廿原線の代替として、多治見市中心部と西部の廿原地区、さらに隣接する諏訪地区を結ぶ重要な役割を担っています。多治見市立池田小学校、多治見市立平和中学校の生徒の通学を支援するスクールバス機能も併せ持ち、地域住民の生活に密着した公共交通機関となっています。

運行概要

多治見市自主運行バスは、多治見市中心部と廿原・諏訪地区を結ぶ複数のルートで運行されています。主なルートは以下の通りです。なお、運行ルート、便数は変更される可能性があるので、多治見市の公式ウェブサイト等で最新情報を確認することをお勧めします。

ルート1: 総合福祉センター - 多治見駅 - 県病院 - 池田 - 廿原ええのお前 - 三の倉（地球村） - 諏訪2丁目 （平日第1・2便は岐阜県立多治見病院構内経由）
ルート2: 昭和体育館 - 多治見駅 - 池田 - 廿原ええのお前 - 三の倉（地球村） - 諏訪2丁目 （平日第3便と土日祝第1・6便は平日のみ岐阜県立多治見病院構内経由）
* ルート3: 廿原ええのお前 - 三の倉 - 諏訪2丁目 - 古虎渓駅 （土日祝第2～5便）

これらのルートは、地域住民の生活圏を網羅するように設計されており、医療機関、学校、商業施設などへのアクセスを容易にしています。特に、廿原・諏訪地区は公共交通機関が限られているため、このバス路線は地域住民にとって不可欠な存在となっています。

運賃制度

運賃は区間距離制ですが、廿原、三の倉、諏訪地域内は160円均一となっています。平日の10時～16時の便については、多治見市内では運賃上限200円制度が適用されます。これは、地域住民の利用負担軽減を目的とした施策です。

車両

2017年に新車が導入され、ききょうバスと書かれた日野リエッセIIが使用されています。多治見市が運行する他のコミュニティバス「ききょうバス」とは運営主体が異なりますが、車両は共通のものを使用しています。これは、車両の効率的な運用と保守管理を実現するための措置と考えられます。

歴史

多治見市自主運行バスは、1998年（平成10年）4月1日に運行を開始しました。これは、それまで運行されていた東鉄バス廿原線の廃止に伴い、地域住民の交通利便性を確保するために設置されたものです。以来、地域住民の生活を支える重要な交通手段として、現在に至るまで運行が続けられています。

関連情報

多治見市自主運行バス以外にも、多治見市では「ききょうバス」やかつて運行されていた「セラパークバス」などのコミュニティバスが運行されてきました。これらのバス路線は、それぞれ異なる地域をカバーし、多治見市の公共交通網を形成しています。多治見市自主運行バスに関する詳細は、多治見市の公式ウェブサイトを参照ください。

まとめ

多治見市自主運行バスは、地域住民の生活に密着した重要な公共交通機関です。スクールバスとしての機能も併せ持ち、地域社会に貢献しています。今後も、地域住民のニーズに応えるべく、安全で快適な運行が期待されます。

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