ききょうバス

ききょうバス：多治見市のコミュニティバス

岐阜県多治見市を舞台に活躍するコミュニティバス、「ききょうバス」をご存知でしょうか？多治見市の花であるキキョウにちなんだその名は、地域住民にとって身近な存在となっています。東濃鉄道と東鉄タクシーの運行委託により成り立っており、多治見市内各地を網羅する路線が運行されています。

多様な運行ルート

現在、ききょうバスは以下のルートで運行されています。東鉄タクシーが担当するオリベ観光ルートを除き、それ以外のルートは東濃鉄道が運行を担当しています。各ルートの詳細については、公式ウェブサイトを参照ください。

坂上ルート: 毎日運行
前山ルート: 毎日運行
宝町ルート: 毎日運行
オリベ観光ルート: 土曜・日曜・祝日運行

ききょうバスの歴史と変遷

ききょうバスの運行開始は2003年まで遡ります。当初は7ヶ月間の予定でコミュニティバスの実証実験が行われましたが、その後、継続的に運行されることとなり、現在に至っています。2013年、2014年には大規模なルート改正が行われ、現在の路線網が形成されました。また、2019年には坂上ルートの一部変更と新バス停の設置など、地域ニーズに合わせた改善が継続的に行われています。歴史を振り返ると、北ルートや南ルート、小泉ルート、総合福祉センター・太平公園線など、現在とは異なる路線も存在していました。これらの路線は、時代の変化や利用状況を反映して廃止または統合されてきました。

車両と運賃

毎日運行される坂上、前山、宝町ルートには、それぞれ専用塗装が施された日野・ポンチョが使用されています。これらの車両には、多治見市マスコットキャラクターのうながっぱが描かれ、親しみやすさが演出されています。予備車として、黄色の日野・ポンチョも用意されています。一方、オリベ観光ルートでは、東鉄タクシーの日野・リエッセが運行に使用されています。

運賃は100円または200円です。東濃鉄道のバスから乗り継ぐ場合は、乗り継ぎ券の利用で100円分の割引が適用されます。ただし、乗車区間によっては200円となる場合があるので、公式ウェブサイトで指定されたバス停を確認することが重要です。

多治見市の公共交通を支える存在

ききょうバスは、多治見市における公共交通の重要な役割を担っています。高齢化が進む地域において、高齢者や移動困難な方の生活の利便性を高めることに貢献しています。また、観光面でも、多治見市の魅力的な観光地へのアクセスを容易にする役割を担っています。

関連情報

多治見市
東濃鉄道
東鉄タクシー
市之倉トライアングルバス
* セラパークバス（2010年廃止）

ききょうバスは、多治見市の発展と地域住民の生活向上に貢献する、重要な公共交通機関と言えるでしょう。その歴史と現状を理解することは、多治見市をより深く理解することに繋がります。さらに詳しい情報については、ききょうバスの公式ウェブサイトをご確認ください。

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