多田羅誠也

多田羅誠也騎手：高知競馬の若きホープ

多田羅誠也騎手は、1998年5月20日生まれの高知競馬所属の騎手です。競馬一家に生まれたわけではなく、高校時代は龍谷大学付属高等学校でサッカー部に所属していました。しかし、体格の小ささを考慮し、騎手への道を志します。

大学進学も可能でしたが、騎手への夢を追い、地方競馬教養センター97期生として入所。厳しい訓練を経て、2019年3月31日に地方競馬騎手免許を取得しました。高知競馬の工藤真司厩舎に所属し、同年4月13日、高知競馬第2競走でデビュー戦を迎えました。なんとデビュー戦でマイネルファラオンに騎乗し、見事初勝利を飾るという華々しいスタートを切りました。

その後も順調にキャリアを重ね、2020年には大きな目標である重賞競走制覇に挑戦します。そして、黒潮菊花賞でフリタイムに騎乗し、見事に勝利。念願の重賞初制覇を果たしました。この年は全日本新人王争覇戦への出場を目指していましたが、怪我のため出場を辞退するという悔しさも経験しています。

2021年には黒潮菊花賞でトーセンジェイクに騎乗。2022年には、数々の重賞競走で活躍するダノングッドに騎乗し、ゴールドスプリントなど数々の勝利を手にして、実力を示しました。 さらに、アンティキティラとのコンビでも花吹雪賞、若草賞、秋の鞍など、数々の重賞タイトルを獲得し、高知競馬を代表する騎手として頭角を現しています。

2023年には、アポロティアモとのコンビで福永洋一記念を制覇するなど、活躍の幅を広げています。2024年には、ドライブアウェイでネクストスター高知を制覇。

多田羅騎手は、サッカー部出身という異色の経歴を持ちながらも、類まれな才能と努力で、高知競馬界で着実に実績を積み重ねています。数々の名馬に騎乗し、数々の重賞競走を制覇。その卓越した騎乗技術と、馬との深い信頼関係は、多くの競馬ファンを魅了しています。

今後の活躍にも大いに期待が集まる、高知競馬の未来を担う若きホープと言えるでしょう。彼の成長と、さらなる活躍を続ける姿を、私たちはこれからも見守っていきたいです。

主な騎乗馬

フリタイム (2020年黒潮菊花賞)
トーセンジェイク (2021年黒潮菊花賞)
ダノングッド (2021年ゴールド争覇、笠松グランプリ、2022年ゴールドスプリント、だるま夕日賞、園田FCスプリント、トレノ賞、2023年ゴールドスプリント)
アンティキティラ (2022年花吹雪賞、若草賞、秋の鞍、2024年佐賀ヴィーナスカップ、読売レディス杯)
アポロティアモ (2023年福永洋一記念)
ドライブアウェイ (2024年ネクストスター高知)

関連情報

騎手一覧
高知県競馬組合
赤岡修次 (兄弟子)
地方競馬情報サイト
* nankankeiba.com

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