多良木駅

多良木駅（たらぎえき）は、熊本県球磨郡多良木町大字多良木に位置する、くま川鉄道湯前線の駅です。多良木町の中心駅として、地域の方々に利用されています。駅番号は11です。

歴史

1924年（大正13年）3月30日：鉄道省の駅として開業。
1949年（昭和24年）6月1日：日本国有鉄道の駅となる。
1980年（昭和55年）6月1日：貨物取扱廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により九州旅客鉄道（JR九州）に継承。
1989年（平成元年）10月1日：第3セクター転換により、くま川鉄道の駅となる。
1999年（平成11年）
1月末：駅舎改築のためプレハブの仮駅舎に移転、旧駅舎は解体。
3月31日：改築駅舎使用開始。旧駅より東側へ20メートル移転。
2010年（平成22年）7月1日：駅前の操車場跡地に「ブルートレインたらぎ」が開業。駅では記念入場券を販売。

駅構造

単式1面1線のホームを持つ地上駅です。駅舎は1998年に改築されたもので、有人駅となっています。駅舎脇には公衆電話ボックスが設置されています。

かつては交換可能な相対式2面2線のホームでしたが、現在は単式ホームのみが使用されています。人吉寄りに昔のホーム跡が残っています。

利用状況

1日の平均乗降人員は以下の通りです。

（具体的な乗降人員のデータは省略します）

駅周辺

多良木駅は多良木町の中心市街地に位置し、駅周辺には商店や住宅が多くあります。駅の南側には国道219号が走り、産交バスの多良木停留所も設置されています。

主な周辺施設：

駅前花公園
多良木えびす物産館
多良木えびす温泉センター
多良木町立多良木中学校
多良木町役場
多良木郵便局
多良木町民体育館
多良木幼稚園
オサダ多良木店
ゆめマート多良木店
サンロード多良木店
国道219号
太田家住宅（国指定重要文化財）：駅東方約2.5km。江戸時代末期の建築。
ブルートレインたらぎ：寝台特急「はやぶさ」として活躍した国鉄14系客車を利用した列車ホテル。

ブルートレインたらぎ

2009年3月まで寝台特急「はやぶさ」として使用されていた国鉄14系客車を多良木町が買い取り、2010年7月1日に「ブルートレインたらぎ」として開業しました。B寝台車2両とB寝台1人用個室「ソロ」1両の計3両が宿泊施設として利用されています。

くま川鉄道では、「ブルートレインたらぎ」の開業を記念して、記念入場券や人吉温泉駅から当駅までの往復乗車券、「ブルートレインたらぎ」の宿泊料、近隣の温泉施設の入浴料がセットになった割引乗車券を発売しています。

隣の駅

くま川鉄道

■湯前線

公立病院前駅（10） - 多良木駅（11） - 東多良木駅（12）

関連項目

日本の鉄道駅一覧
阿久根駅 - 寝台特急「なは」で使用された客車が保存されている。

外部リンク

* ブルートレインたらぎ

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