夢の蕾

レミオロメンの「夢の蕾」は、2009年1月14日にリリースされたメジャー13作目のシングルです。前作「もっと遠くへ/オーケストラ|もっと遠くへ_オーケストラ」から約5ヶ月ぶりのリリースとなりました。今作から、所属事務所である烏龍舎の自社レーベルOORONG RECORDSへ移籍しています。

表題曲「夢の蕾」は、映画『感染列島』の主題歌として書き下ろされました。楽曲には、レミオロメンのメンバーに加え、ギタリストの西川進が参加しています。初回生産分はデジパック仕様で、オリジナルグッズが当たる抽選応募券が同梱されました。

オリコンチャートでは初登場3位を獲得し、「Wonderful & Beautiful」以来2作ぶりのトップ3入り。10作連続でのトップ10入りと、月間チャート入りも果たしました。ミュージックステーションには、今作で14度目の出演を果たしています。

収録曲について

1. 夢の蕾
作詞・作曲：藤巻亮太 / 編曲：レミオロメン、小林武史
映画『感染列島』の主題歌。楽曲は、4thアルバム『風のクロマ』の制作時に原曲が完成していました。しかし、藤巻亮太は楽曲のスケールの大きさから歌詞を書けずにいました。映画を鑑賞したことがきっかけとなり、「人が繋がり夢が繋がる」というテーマで歌詞を完成させました。楽曲には、ストリングスアレンジとして四家卯大が参加しています。

2. 風の工場
作詞・作曲：藤巻亮太 / 編曲：レミオロメン、皆川真人
2ndアルバム『ether [エーテル]』制作時から存在していた楽曲。藤巻亮太曰く「どんどん転調してゆく自由度が高い曲」とのこと。共同アレンジには皆川真人が初めて参加しています。ドラムの神宮司治は、この楽曲でティンパニ風の音色を出すため、バスドラムを2つ外して椅子に乗せて叩いたとのことです。

3. 歩調 (Previous Remix)
作詞・作曲：藤巻亮太 / 編曲：レミオロメン、小林武史
アマチュア時代に制作された楽曲を、前田啓介の発案でリミックスを施して収録。

参加ミュージシャン

レミオロメン
藤巻亮太：Vocal & Guitar
前田啓介：Bass
神宮司治：Drums
サポートミュージシャン
小林武史：Keyboards (#1,3)
皆川真人：Keyboards (#2)
西川進：Guitar (#1)
四家卯大ストリングス：Strings (#1)
* 安達練：Computer Programmed (全曲)

「夢の蕾」は、レミオロメンの新たなスタートを飾る作品であるとともに、彼らの音楽性の幅広さを示す楽曲となりました。映画とのタイアップも相まって、多くの人に感動を与えました。

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