大仁駅

大仁駅（おおひとえき）

大仁駅は、静岡県伊豆の国市大仁に位置する伊豆箱根鉄道駿豆線の駅です。駅番号はIS11。近くには大仁温泉があり、温泉街の玄関口として親しまれています。

歴史

1899年（明治32年）7月17日：南條（現・伊豆長岡） - 大仁間開業により、当駅が開業。
12月25日：帝国議会議長宛に、大仁駅を起点として下田港に至る下田鉄道敷設請願書を提出。しかし、構想のみで実現には至りませんでした。
1924年（大正13年）8月1日：大仁 - 修善寺間が開業し、中間駅となりました。
2009年（平成21年）10月12日：大仁高校の創立90周年を記念して、発車メロディを同校の校歌をアレンジしたものに変更。2010年（平成22年）3月までの期間限定で、同年4月以降は発車ベル・スピーカー共に元のものに戻されました。
2015年（平成27年）3月27日：田京 - 修善寺間で鉄道総研が超電導送電技術を用いた世界初の列車走行試験に成功。大仁駅に超電導送電システムを設置して試験走行を実施しました。
2020年（令和2年）3月22日：朝の一部時間帯を除き、駅員が不在となりました。
2023年（令和5年）5月23日：東芝テックとの副駅名権のスポンサー契約締結により、副駅名「ともにつくる、つぎをつくる。」を発表。副駅名を含む駅名標の除幕式が開催されました。なお、三島広小路駅にも同じ副駅名が付与されています。

駅構造

大きくカーブした島式ホーム1面2線を有する地上駅です。駅舎は1番線の線路を挟んで東側に位置し、ホームへは構内踏切を渡ってアクセスします。かつて大仁駅が終点だった頃は2面3線の設備があり、1番線の両側にあるホームはその名残です。現在は駅舎側のホームは使用されていません。

貨物輸送が行われていた時代には、駅舎に隣接して貨物ホームと2本の側線が存在しましたが、現在は駐車場として利用されています。

以前は終日駅員が配置されていましたが、現在は特急「踊り子」が発車する時間帯に合わせ、近隣の駅から駅員が派遣され、指定席特急券を販売しています。

のりば

番線	路線	方向	行先
--	---	-	----
1	伊豆箱根鉄道駿豆線	下り	修善寺方面
2	伊豆箱根鉄道駿豆線	上り	三島方面

付記事項

構内踏切の遮断を避けるため、当駅で列車交換を行わない下り列車は2番線を発着します。

発車メロディー

2009年10月12日から2010年3月31日まで、最寄りの大仁高等学校の校歌が発車メロディーとして使用されていました（高等学校の統廃合により、大仁高等学校は現在、伊豆総合高等学校となっています）。

利用状況

2020年（令和2年）度の1日平均乗車人員は868人です。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

年度	1日平均乗車人員
--	------
2016年	966人
2017年	955人
2018年	929人
2019年	909人
2020年	868人

駅周辺

大仁温泉の玄関口であり、2006年には駅前ロータリーに足湯が設置されました。

隣の駅

※特急「踊り子」の隣の停車駅は列車記事を参照。

伊豆箱根鉄道

駿豆線

田京駅 (IS10) - 大仁駅 (IS11) - 牧之郷駅 (IS12)

脚注

静岡県統計年鑑

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
はぐれ署長の殺人急行（2018年1月に放送された第3作の舞台。「時刻表トリック」の舞台の一つとして用いられた）
しろばんば - 作中で主人公の洪作たちが、湯ヶ島から当時終着駅だった本駅に着く描写があります。

外部リンク

大仁駅 - 伊豆箱根鉄道

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