大分県の市町村歌一覧

大分県の市町村歌一覧

大分県は日本の中で特定の府県民歌を制定していない数少ない都道府県の一つです。歴史的には「大分県行進曲」が事実上の県民歌として広く親しまれています。この曲は1935年に豊州新報によって選定されたもので、県民にとって特別な存在となっています。

市町村歌の沿革

大分市が1928年に初代市歌を制定したのが県内の市町村歌の始まりとされ、その後、大分市は合併に伴い市歌が代替わりを繰り返してきました。現在の市歌は三代目にあたります。

市別の市歌まとめ

• - 大分市

- 市歌: 1983年（昭和58年）制定
- 作詞: 竹森カヨ
- 作曲: 中山悌一
1983年に制定された三代目の市歌で、鶴崎市など5つの町村との新設合併20周年を記念した作品です。

• - 別府市

- 市歌: 1935年（昭和10年）制定
- 作詞: 森勝比古
- 作曲: 弘田龍太郎
現在の県内最古の市歌であり、亀川町など3町村の編入合併を記念して制定されました。

• - 中津市

- 市民歌: 1949年（昭和24年）制定
- 作詞: 大悟法利雄
- 作曲: 森完二

• - 日田市

- 市歌: 1941年（昭和16年）5月5日制定
- 作詞: 山口扶美
- 作曲: 松田一二三

• - 佐伯市

- 美しいのは 〜佐伯讃歌〜: 2008年（平成20年）制定
- 作詞・作曲: 伊勢正三

• - 臼杵市

- 市民の歌: 1985年（昭和60年）制定
- 作曲: 一代のぼる

• - 津久見市

- 市歌: 1961年（昭和36年）4月1日制定
- 作詞: 脇太一
- 作曲: 滝本利一郎

• - 竹田市

- 竹田市の歌
- 作詞: 矢野亮
- 作曲: 細川潤一

• - 豊後高田市

- このまちが好きです: 1989年（平成元年）10月1日制定
- 作詞: 髙﨑茂直
- こころのふるさと: 2013年（平成25年）発表
- 作詞・作曲: 今成佳奈

• - 杵築市

- 市歌: （旧市の市歌）v
- 新設合併による市歌は未定のままで、旧市歌の地位が不明確という状況です。

• - 宇佐市

- 未来色の風: 2009年（平成21年）11月制定
- 作詞・作曲: 髙﨑茂直

• - 豊後大野市

- ふるさとおおの: 1998年（平成10年）発表
- 作詞: 工藤笑子
- 作曲: 平尾昌晃

• - 由布市

- （未制定）

• - 国東市

- （未制定）

町村部の市歌

• - 姫島村

- （未制定）
ただし、「観光姫島小唄」や「姫島盆踊り唄」といったご当地ソングが存在します。

• - 日出町

- わが町 日出の郷
- 作詞・作曲: 堀義孝

• - 九重町

- （不明）
九重のイメージソングの一つに「九重山逍遥歌」があります。

• - 玖珠町

- 玖珠町歌: 1963年（昭和38年）制定
- 作詞: 行武雅之
- 補作: 松本義一
- 作曲: 辛島武雄

廃止された市町村歌

大分市の初代市歌（1928年）、二代目市歌（1963年）や、宇佐市の初代市歌など、数多くの市町村歌が制定されては廃止されてきました。これらの歴史的な楽曲も地域の文化の一部として重要な役割を果たしています。

大分県の市町村歌は、その背景や歴史とともに、地域のアイデンティティを育む大切なものとして、今も歌われ続けています。

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