大分県道43号玖珠山国線

大分県道43号玖珠山国線：玖珠町から中津市を結ぶ主要地方道

大分県道43号玖珠山国線は、大分県玖珠郡玖珠町と中津市山国町を繋ぐ、全長約24キロメートルの主要地方道です。玖珠町の大字塚脇から始まり、中津市山国町の中摩で国道212号に合流します。この路線は、地域住民の生活道路として、また、観光ルートとしても重要な役割を担っています。

美しい景観と歴史

ドライブ途中には、国指定名勝である「立羽田の景」の絶景を眺めることができます。雄大な自然を満喫できる、魅力的な区間です。

歴史を紐解くと、1982年（昭和57年）10月27日に玖珠山国線として路線認定され、1993年（平成5年）5月11日には建設省（当時）から主要地方道に指定されました。長い歴史を持つ道路として、地域社会の発展に貢献してきたと言えるでしょう。

現状と課題

玖珠町内には、道幅が狭く、交通の安全面に課題を抱える区間も存在します。そのため、現在、道路改良事業が進められており、安全で快適な道路環境の整備に努力が続けられています。

沿線情報

玖珠山国線沿線には、玖珠町役場やJR九州久大本線豊後森駅といった公共施設に加え、大分県立玖珠美山高等学校、玖珠町立古後中学校、玖珠町立八幡中学校などの教育機関も立地しています。また、道の駅やまくにもアクセスできるため、観光客にとっても便利な路線となっています。

主要な道路施設

路線上には、玖珠川に架かる協心橋（橋長151.3m）をはじめ、数多くの橋梁が整備されています。代表的なものとしては、森川に架かる胴力橋（橋長42.4m）、大浦川に架かる古後大橋（橋長24.8m）などが挙げられます。これらの橋梁は、安全な通行を確保する上で重要な役割を果たしています。

重複区間と交差道路

一部区間では、大分県道678号書曲野田線と重複しています。また、国道210号と国道212号、そして久大本線と交差しており、地域全体の交通ネットワークにおいて重要な位置を占めています。

まとめ

大分県道43号玖珠山国線は、美しい景観と歴史を有する、地域住民の生活と観光に欠かせない重要な道路です。道幅の狭い区間などの課題は残りますが、道路改良事業の進展によって、より安全で快適な道路環境が実現していくことが期待されます。今後とも、地域社会の発展に貢献していくことが求められるでしょう。

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