大原淳也

大原淳也（おおはら じゅんや）

1984年6月26日生まれの大原淳也は、佐賀県東松浦郡玄海町出身の元プロ野球選手であり、内野手としてのキャリアを築いた後、コーチとしても多方面で活躍しています。彼は右投右打の選手であり、野球への情熱が早くから芽生えていました。

経歴

プロ入り前

大原選手は小学3年生の時、野球に興味を持ち、地元の小学校で軟式少年野球チームに参加しました。彼は5年生でレギュラーとなり、6年生ではキャプテンを務め、全国大会で準優勝を果たしました。中学校では硬式野球を始め、佐賀学園高校を卒業後、九州共立大学でのプレーを経て、社会人野球チームのヒタチエクスプレスに入団しました。しかし、同年にチームは解散し、アークバリアドリームクラブへ移籍しました。

その後、四国・九州アイランドリーグのトライアウトを受け、2010年に香川オリーブガイナーズに入団。彼は主に1番打者として76試合に出場し、打率.314、10本塁打、29盗塁という成績を残しました。ドラフト会議で横浜ベイスターズから指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。特筆すべきは、当時の大原選手が新人選手として、子連れで入団したことです。

プロ入り後

プロ入り初年の2011年、大原選手は不運なことに自主トレでの怪我により二軍からのスタートとなりました。打撃の不振もあり、一軍出場は果たせませんでした。翌年の2012年には84試合に出場し、打率.235、4本塁打、21打点と成績を向上させましたが、守備での失策も目立ち、10月には球団から戦力外通告を受けました。

DeNA退団後、大原選手は古巣の香川オリーブガイナーズに復帰し、2014年シーズン終了後に現役を引退しました。

引退後の活動

プロ野球選手を引退後、大原選手は兵庫県明石市のバッティングセンターで店長を務めながら、小中学生向けの野球スクールを開設し監督も務めています。その傍ら、YouTubeチャンネルを介して子供向けの指導動画を配信し、その明るい人柄で話題を集めました。

さらに、2021年から関西独立リーグ・06BULLSの内野守備走塁コーチに就任し、2022年までこの役職を務めました。その後、2023年からは兵庫大久保ボーイズの監督を担っています。

選手としての特徴

大原淳也選手は、全力プレーを貫く姿勢が特徴で、素晴らしい守備力と打撃力を兼ね備えた選手でした。彼は広範囲の守備が可能で、肩とフットワークを活かしたプレーでチームに貢献しました。打撃面でもパンチ力があり、主力選手として貴重な存在でした。

記録

プロ入りからの記録は、NPB初出場が2012年7月29日であり、対阪神タイガース戦で三塁手として出場しました。また、彼の背番号はキャリア初期には2番を身につけ、その後51、3、52という異なる番号を背負ってプレーしました。今後の彼のさらなる活躍に期待が寄せられています。

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