大厩

大厩（おおまや）

概要

大厩は、千葉県市原市市原地区に位置する大字です。郵便番号は290-0002で、市原市北部にあります。

地理

大厩は、市原地区の北部に位置し、北東から東にかけて草刈、南は辰巳台東および辰巳台西、南西に山木、西から北にかけて菊間と隣接しています。地形は、北部と東部が村田川沿岸の平地、西部が菊間台地となっています。

地価

住宅地の地価は、2016年の公示[[地価]]で、大厩字川上台1389番11外の地点で32,800円/m²となっています。

歴史

大厩の地名の由来には、古代の駅「うまや」との関連を指摘する説があります。特に、『延喜式』に記された上総国の「大前駅」を「おおまえ」と読み、「大厩（おおまや）」と比定する説が有力です。ただし、大前駅の正確な所在地については諸説あります。

また、馬牧との関連を主張する説も存在します。『飯香岡八幡宮由緒縁起本記』には、源頼朝が同社に寄進した土地の中に「大厩谷」という地名が見られます。しかし、この文献は近世の筆写として伝えられている点に注意が必要です。

江戸時代には、『上総国村高帳』に「大厩村」と記載され、『元禄郷帳』や『天保郷帳』には「大馬屋村」と記されています。当時は旗本領でしたが、明治元年（1868年）に宮谷県、続いて[[菊間藩]]の管轄となりました。明治4年（1871年）の廃藩置県により菊間県、木更津県と所属が変わり、1873年（明治6年）に千葉県に編入されました。

1889年（明治22年）の町村制施行に伴い、[[菊間村]]、古市場村、大厩村、草刈村が合併し、[[菊間村]]が成立。大厩村は、[[菊間村]]の大字「大厩」となりました。

昭和の大合併により、[[菊間村]]は1955年（昭和30年）に市原町の一部となり、大厩もその大字となりました。1960年（昭和35年）には、辰巳台団地の開発に伴い、大字「大厩」の一部が「辰巳台」として分離。1963年（昭和38年）には市原町が市制を施行し、市原市となりました。

世帯数と人口

2017年（平成29年）11月1日現在の情報では、大厩の世帯数と人口が記録されていますが、具体的な数値は割愛します。

通学区域

大厩の小中学校と県立高校の通学区域は以下の通りです。

小学校: 市立小学校
中学校: 市立中学校
高校: 県立高等学校

施設

大厩には以下の寺社仏閣があります。

延命寺
十二天神社
駒形神社
琴平神社
日宮神社

交通

道路

大厩には、「大厩通り」という愛称で親しまれる市原市道26号線が南北に走っています。

バス

路線バスは、かつて小湊鉄道バスが千08系統を運行していましたが、2024年4月8日のダイヤ改正で時刻表から消滅しました。現在は、八幡宿駅東口と千葉労災病院を結ぶ路線が付近を通り、辰巳団地バス停などが利用可能です（駒形神社から徒歩約20分）。

脚注

注釈

特になし

出典

特になし

参考文献

* 千葉県市原郡教育会『千葉県市原郡誌』千葉県市原郡、1916年。

関連項目

特になし

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