大島駅 (岐阜県)

大島駅の概要

大島駅（おおしまえき）は、岐阜県郡上市白鳥町大島にある長良川鉄道越美南線の駅です。この駅は、駅番号が33と付けられており、地元の交通の一端を担っています。1955年に新設されたこの駅は、当初は無人駅として、気動車による旅客のみを扱っていました。その後、1986年に越美南線が長良川鉄道に転換され、同社の駅として新たにスタートを切りました。

駅構造

大島駅は単式ホーム1面1線を持つ地上駅で、駅舎は非常にコンパクトで、公衆便所とみまごうほど小さな待合所が設置されています。駐車場はなく、駅舎の後ろ側には美濃太田方向へのホームに接する形で駐輪場があります。さらに、自動券売機やトイレも設置されていないため、利用者は周辺で事前に準備を整える必要があります。ホームには屋根付きの待合所が一つ設置されており、雨天時でも多少の安心感があります。

駅の入口は国道沿いに位置していないため、案内板も少なく、民家の隙間に存在しているため少々分かりにくい印象を与えています。

利用状況と交通アクセス

大島駅は郡上市白鳥町の東部方面、特に旧牛道村への入口となっていますが、公的な交通機関はほとんど存在しません。1980年代までは同方面に向かう公共交通があったものの、現在は平日のみ、美濃白鳥駅から出発する市営デマンドバスが運行されています。しかし、その本数は非常に少なく、利用する際は注意が必要です。

次に、駅周辺の特徴を少し紹介します。

周辺の観光スポット

大島駅の近くには、かつて日本土鈴館がありました。ここでは25,000個以上の土鈴が展示されていましたが、2021年に閉館しています。駅から徒歩15分ほどの場所に位置しているため、訪れる際には便利な場所でした。現在は、JAめぐみの白鳥支店やAコープおくみのも近隣に存在し、地域住民の生活を支えています。また、白鳥インターチェンジや国道156号線、岐阜県道82号白鳥明宝線、岐阜県道52号白鳥板取線も近くを通っており、車でのアクセスは可能です。

隣接駅

大島駅の隣には、大中駅と美濃白鳥駅があります。大島駅は、越美南線の中で比較的小さな駅ですが、その独特な立地とシンプルな構造が地域の人々に愛されています。

この駅の利用を考える際には、周辺の交通状況や観光スポットを把握しておくことで、より充実した訪問ができるでしょう。大島駅は、静かな郊外の雰囲気を楽しむことができる場所として、訪問客を迎えています。

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