大森隆志

大森隆志に関する詳細

基本情報

大森隆志（おおもり たかし、1956年12月12日生まれ）は、宮崎県出身の男性ミュージシャンであり、ギタリストとして知られています。彼はロックバンド「サザンオールスターズ」の元メンバーで、バンドの結成から2001年8月7日までギターを担当していました。通称として「ター坊」と呼ばれ、身長は178センチメートルです。

音楽の道のり

彼は1975年に青山学院大学の経済学部夜間課程に入学し、在学中に音楽サークルに参加しました。そこで、桑田佳祐がアマチュア時代に活動していたバンドに興味を抱き、1977年にサザンオールスターズにギタリストとして加入しました。当初、バンドのメンバーが頻繁に入れ替わっていたため、安定したバンドの結成を目指す声を上げ、自ら「EastWest」に参加するメンバーを勧誘しました。その結果、1978年6月25日には「勝手にシンドバッド」でメジャーデビューを果たしました。23年間にわたりサザンに在籍後、2001年に脱退し、ソロアーティストへの道を歩み始めました。

脱退とその後

サザン脱退は、桑田のラジオ番組で初めて発表され、その後新聞や公式サイトで報じられました。脱退の理由として、大森は「じっくりと長い時間をかけて大森個人のソロ活動に集中するため」と説明しています。彼の独立後も音楽活動は続き、TABO'S PROJECTを結成し、シングルやアルバムをリリースしました。また、サザンのメンバーを「戦友」として捉え、再び一緒に音楽ができることを望む意向も示しています。

事件とその影響

2006年5月、妻と共に覚醒剤と大麻所持の容疑で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けました。この事件は彼の音楽活動やサザンとの関係に影を落としましたが、彼は2007年から演奏活動を再開し、ボランティア演奏などにも貢献しています。報道では、彼の音楽活動の一片が失われることへの懸念もありましたが、彼自身はその後も音楽を通じて復帰を果たしました。

人柄と私生活

桑田佳祐は彼について、「宇宙人的で自由奔放でありながら、繊細で優しい男」と評しています。音楽以外では、1980年代に元「ゴールデンハーフ・スペシャル」のリンダと結婚、後に離婚し、1990年代に現在の妻と再婚しました。創価学会の会員でもあり、活動については報道もありましたが、アミューズはそれが脱退の主な理由ではないとして否定しています。

音楽活動の再開と未来

脱退後や事件後、公式の場での大森に関する言及は少なくなりましたが、過去のサザン時代を振り返る映像などでは度々大森の存在に触れられてきました。彼の音楽活動は依然として多岐にわたり、インストゥルメンタルアルバムやプロデュースワーク、他アーティストとのコラボレーションなど、多方面での展開を見せています。

大森隆志は、現在も精力的に音楽活動を続けており、彼の音楽キャリアはまだまだ現役であり続けています。今後も彼の活動を見守り続けることでしょう。

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