大法寺 (杉並区)

大法寺は、東京都杉並区に位置する日蓮宗の寺院です。1631年（寛永8年）に利生院日善によって開山され、旗本の浅香直良が開基を務めました。当初は牛込榎町（現在の新宿区榎町）に建立されました。

1663年（寛文3年）には火災に見舞われましたが、檀家であった浅香家の支援により再建されました。明治時代の廃仏毀釈の影響により、一時廃寺寸前となりましたが、牛込七軒寺町にあった仏性寺、さらに浅草鳥越町にあった本智院を合併し、寺勢を盛り返しました。1910年（明治43年）には、現在の杉並区の地に移転し、現在に至ります。

大法寺は、著名人の墓所としても知られています。戯作者の松亭金水、女優の市川九女八などがこの寺に眠っています。

交通アクセスは、東京メトロ丸ノ内線の新高円寺駅から徒歩3分と非常に便利です。また、高円寺駅や中野駅からは、関東バスまたは京王バスに乗り「大法寺前」で下車することでアクセスできます。


参考文献

* 大谷光男、嗣永芳照 著『杉並区史跡散歩 (東京史跡ガイド15)』学生社、1992年

もう一度検索