大洗駅

大洗駅について

大洗駅は、茨城県東茨城郡大洗町に位置する鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の駅です。この駅は、鹿島臨海鉄道の本社と車両基地である大洗車両区が併設されているという特徴を持っています。駅の構造は、2面3線の高架駅で、単式ホームと島式ホームを備えています。駅舎は構内の東側にあり、本社もこの建物の中にあります。一方、大洗車両区は構内の西側に位置しています。

歴史

大洗駅は、1985年3月14日に大洗鹿島線の開通と同時に開設されました。その後、2005年7月にはレンタサイクルの営業が開始され、2020年には駅前広場と待合室のリニューアルが行われました。具体的には、8月26日に駅前広場のリニューアル完成式典が、10月28日には待合室のリニューアル記念式典がそれぞれ挙行されました。さらに、2023年3月2日には、改札階とホームを結ぶエレベーターの利用が開始されました。

駅の構造と設備

駅には、終日社員が配置されており、出札窓口では硬券入場券も購入できます。また、自動券売機も設置されています。駅構内には売店やインフォメーションコーナーもあり、インフォメーションコーナーは毎日9時から17時まで開設しています。待合室は、2020年に「海の波」をイメージしたデザインにリニューアルされ、明るい雰囲気に生まれ変わりました。待合室に設置されているベンチと袖机は、水戸産業技術専門学院の学生によって製作されたものです。

列車の運行状況

大洗駅は、鹿島臨海鉄道の運行上の拠点駅であり、水戸方面への始発列車も多く設定されています。

上り（常澄・東水戸・水戸方面）

日中は、1時間に2本程度の普通列車が停車します。

下り（鹿島旭・新鉾田・鹿島神宮方面）

日中は、1時間に1～2本の普通列車（鹿島神宮行）が停車しますが、9時台から13時台は2時間に1本程度となります。朝と夕方には、新鉾田行の列車も設定されています。

駅周辺

大洗駅は、大洗町の代表駅であり、町の中心市街地やアクアワールド大洗、大洗磯前神社、大洗町幕末と明治の博物館などの観光スポットへのアクセスに便利です。駅周辺は主に住宅街ですが、商店街や観光地へは路線バスやタクシーを利用することができます。

駅周辺の主な施設

大洗町観光情報交流センター「うみまちテラス」（駅舎隣接）
大洗町役場
大洗郵便局
大貫郵便局
車塚古墳
涸沼川
大洗海岸公園
大洗サンビーチ海水浴場
大洗マリンタワー
大洗シーサイドステーション
茨城港大洗港区
商船三井フェリー 苫小牧航路乗り場
大洗磯前神社
アクアワールド・大洗
国道51号
茨城県道2号水戸鉾田佐原線
茨城県道106号長岡大洗線

路線バス

茨城県庁・大洗 - 成田空港線は関東鉄道が、それ以外は茨城交通が運行しています。

駅弁

大洗駅では、万年屋の駅弁が販売されています。特に人気のある駅弁は以下の通りです。

印籠弁当: 水戸黄門の印籠を模した容器に入った弁当で、元々は水戸駅の駅弁でした。しかし、調製元の倒産により一時販売が途絶えていましたが、こうじやがレシピを引継ぎ、大洗駅で復活しました。その後、水戸駅でも販売が再開されています。
三浜たこめし
ダイダラボウのはまぐりめし
磯節弁当: 「王様のブランチ」の行楽駅弁ランキングで全国6位に選ばれた名物駅弁です。

ただし、2024年3月号のJTB時刻表には、大洗駅の駅弁に関する情報は掲載されていません。

観光情報

大洗町は、人気アニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台として知られており、アニメとのコラボレーション企画も実施されています。過去には、茨城交通の協力により、主人公の西住みほ（渕上舞）のアナウンスが流れたり、列車やバスがアニメ仕様に変更されたりしました。駅には作中のシーンをモチーフにした横断幕が掲げられ、現在でもラッピング列車が運行されています。また、インフォメーションセンターや駅内の売店では、アニメ関連のポスターやグッズが販売されています。

隣接駅

鹿島臨海鉄道大洗鹿島線では、以下の駅が隣接しています。

常澄駅
大洗駅
涸沼駅

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
ガールズ&パンツァー - 大洗駅が作中に登場

外部リンク

* 大洗 | 鹿島臨海鉄道株式会社

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