大渓駅

大渓駅は、台湾北東部、宜蘭県頭城鎮に位置する台湾鉄路管理局（台鉄）宜蘭線の駅です。1920年に開業した歴史ある駅で、当初は「大溪停車場」という名称でした。

駅は相対式ホーム2面2線の地上駅で、下り蘇澳方面が第1ホーム、上り八堵方面が第2ホームとなっています。両ホームは跨線橋で結ばれており、駅舎は簡素な造りです。

大渓駅は、かつては有人駅として運営されていましたが、1997年に簡易駅に降格、その後2017年にはさらに招呼駅となり、窓口業務は終了しました。かつては台鉄でも数少ない硬券切符を販売していた駅として知られていましたが、2017年8月をもって販売を終了しています。

駅周辺には、北部浜海公路の一部である外大渓路（濱海路）や、内大渓路（宜一線区間）が通っており、新北市双渓区方面へのアクセスも可能です。また、太平洋に面しており、美しい海岸線が広がっています。特に、蜜月湾は人気の観光スポットで、サーフィンや海水浴を楽しむ人々で賑わいます。

現在、大渓駅は区間車のみが停車する駅ですが、将来的に北宜直線鉄道の接続駅となる計画があり、それに伴う大規模な改築が予定されています。この計画によって、大渓駅は交通の要衝としての役割をさらに高めることが期待されています。駅周辺にはギャラリーなどの文化施設もあり、地元住民や観光客の交流の場としても活用されています。

駅の歴史

1920年12月10日 - 「大溪停車場」として開業
1997年3月21日 - 簡易駅に降格
1998年8月1日 - 管理駅が大里駅から亀山駅に変更
2017年9月1日 - 招呼駅に降格、窓口業務終了

駅構造

相対式ホーム2面2線の地上駅
第1ホーム：下り蘇澳方面
第2ホーム：上り八堵方面
両ホームは跨線橋で連絡

隣の駅

台湾鉄路管理局 宜蘭線
大里駅 - 大渓駅 - 亀山駅

周辺情報

外大渓路（濱海路、北部浜海公路の一部）
内大渓路（宜一線区間）
蜜月湾
太平洋

外部リンク

英語）'>駅と周辺情報>大渓 （日本語）（中国語）（英語）
(旧サイト)大渓車站 - ウェイバックマシン) (繁体字中国語)

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