大湾硫斗

大湾硫斗のボクシングキャリア

大湾硫斗（おおわん りゅうと）は、日本のプロボクサーとして注目される存在です。1998年4月16日に沖縄県うるま市で生まれ、現在は志成ボクシングジムに所属しています。彼のボクシング人生は、幼少期から始まった空手に続き、10歳でボクシングに転向したことから始まります。

月齢の若いころから、その才能は明らかでした。大湾はU-15全国大会で優勝し、高校のインターハイでも3位に入賞。この実績から、彼はボクシング界でも将来が期待される選手となりました。彼のプロとしての道のりは2017年に始まり、B級ライセンスを取得したのちに5月にプロデビューを果たしました。

プロデビュー後、大湾は早くもその実力を証明します。2018年には後楽園ホールで行われた「ダイヤモンドグローブ」で日本ユース・バンタム級王座決定戦に挑戦するも、惜しくも判定負け。王座取得の夢は叶いませんでしたが、その後も彼の挑戦は続きます。

2020年には所属していた白井・具志堅ジムが閉鎖されたため、彼はAmbition GYM、現在の志成ジムへと移籍。2023年6月にはスーパーバンタム級王座決定戦で下町俊貴に挑戦しましたが、再び判定負けを喫し、王座への道は厳しいものでした。

同年10月には「LIFETIME BOXING FIGHTS17」でパイパロープ・ゴーキャットジムと対戦。この試合は、前日計量での体重超過を乗り越え、無事試合が開催されました。結果として、4回TKO勝ちを収め彼の実力を示しましたが、試合後にJBCから6か月のライセンス停止処分を受けることに。

2024年の復帰戦は、後楽園ホールでの「LIFETIME BOXING FIGHTS20」にて行われ、ゲーリー・タマヨを相手に8回判定勝ち。続く試合でも勝利を収め、着実に回復の道を歩んでいます。特に2025年2月にはフィリピンのセブ島で開催された興行で、JBC非公認でWBOグローバルフェザー級タイトルマッチに挑戦。ここで彼は、レフェリーストップによりTKO勝ちを収め、日本人ボクサーとして初のWBOグローバル王座獲得に成功しました。

現在、大湾硫斗はプロボクシングでの戦績を16戦14勝（9KO）2敗とし、WBOグローバルフェザー級王座を保持しています。彼の成功は、地元沖縄のファンからも大変期待されており、彼の今後の活躍に目が離せません。大湾硫斗の挑戦は、まだまだ続きます。

もう一度検索