大濠公園駅

大濠公園駅の詳細概要

大濠公園駅（おおほりこうえんえき）は、福岡県福岡市中央区の大手門一丁目に位置する福岡市地下鉄空港線の駅で、駅番号はK06です。この駅は、「福岡市美術館口」としての副駅名を持ち、近隣の美術館へのアクセスを容易にしています。駅のシンボルマークは、福岡市出身のグラフィックデザイナーである西島伊三雄氏がデザインした桜の花で、その周辺では多くの桜が植えられています。

駅の基本情報

この駅は、天神駅が管理しており、西鉄ステーションサービスが業務を受託した業務委託駅です。駅構造は相対式ホーム2面2線を持つ地下駅で、利便性が高いのが特徴です。

歴史

大濠公園駅は1980年（昭和55年）7月19日に開業に向けた試運転を行ったのち、1981年（昭和56年）7月26日に正式に開業しました。また、2014年（平成26年）4月1日からは業務委託駅となり、より便利な運営が行われています。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は10,861人であり、公共交通機関として重要な役割を果たしています。駅の利用者数は年々変動しており、周辺の名所へのアクセスの良さが利用促進に寄与していると言えるでしょう。

周辺の施設

大濠公園駅周辺には、多くの著名な施設があります。隣接するオフィス街には大濠郵便局や大手門会館があり、福岡縣護国神社と光雲神社も近くに存在します。また、教育機関としては、福岡教育大学附属福岡小学校・中学校や福岡大学附属大濠中学校・高等学校、福岡大学附属若葉高等学校が位置するため、地域の教育の場としても重要です。

さらに、大濠公園や福岡美術館、福岡城址（舞鶴公園）など観光スポットも多岐にわたるため、観光客にも利用される駅です。福岡市美術館は2019年3月21日にリニューアルオープンし、このことを機に駅の副名に「福岡市美術館口」が設定されました。これは福岡市地下鉄の駅として初めての試みです。

駅名の由来

当初、駅名は仮称として「荒戸駅」が使用されましたが、最終的に「大濠公園駅」と命名されました。この変更は、周辺地域の特徴や利用者に対するわかりやすさを反映した結果と考えられています。

隣駅

大濠公園駅の隣には、唐人町駅（K05）と赤坂駅（K07）があり、空港線の重要な接続ポイントとなっています。利用者は、これらの駅を通じて周辺地域や長距離移動にも便利な交通手段を得ることができます。

以上のように、大濠公園駅は地域の交通の要所として、また文化施設へのアクセスを担う重要な役割を果たす駅です。利用者の利便性と地域の活性化に寄与する存在として、今後もその機能を維持し続けることでしょう。

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