大田区体育館

大田区体育館は、東京都大田区東蒲田に位置し、かつて区民に親しまれた体育館でした。1964年の東京オリンピックを記念し、1965年4月に建設されましたが、施設の老朽化に伴い、2008年3月31日に閉鎖・取り壊されました。運営は財団法人大田区体育協会が行っていました。

体育館の閉鎖後、後継施設として大田区総合体育館が建設され、同じ場所に2012年3月に竣工しました。大田区体育館は、閉鎖されるまで、毎年1月には大田区主催の成人式会場としても利用され、区民にとって重要な役割を果たしていました。

施設概要

体育館の本館は地上3階、地下1階建てで、競技場の収容人員は約4,600名でした。館内には、競技場の他に会議室やトレーニングルームが設けられていました。また、本館とは別に分館競技場と分館弓道場も併設されていました。

本館
地上3階、地下1階
競技場(約4,600名収容)
会議室
トレーニングルーム
分館競技場
分館弓道場

開催された主なイベント

大田区体育館では、プロレスやボクシングなど、数多くのイベントが開催されました。特にプロレスの興行が多く、新日本プロレスの旗揚げ興行や、全日本プロレス三冠ヘビー級王座統一戦など、プロレス史に残る名勝負の舞台となりました。

プロレス
1972年3月6日:新日本プロレス旗揚げ興行(アントニオ猪木対カール・ゴッチ)
1989年4月18日:全日本プロレスジャンボ鶴田スタン・ハンセン三冠ヘビー級王座統一戦
1992年12月2日:JWP女子プロレス・初代無差別級王座決定戦
1996年5月16日:全日本女子プロレス・第1回ジュニア・オールスター戦
2008年3月20日:DRAGON GATE大田区体育館大会(閉鎖前の最後のプロレス興行)
ボクシング
* 1971年8月13日:鈴木石松(現:ガッツ石松)vs門田新一のノンタイトル10回戦

大田区体育館は、数々の名勝負やイベントを通じて、大田区のスポーツ文化の発展に貢献しました。閉鎖後も、その歴史は後継施設である大田区総合体育館に引き継がれています。

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